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新制限規則は2017年2月2日から適用開始

WiMAX 2+が3日間3GBから10GBへ 速度制限に関する新規則をUQが発表

2016年12月22日 11時00分更新

「UQコミュニケーションズ」

速度低下までは3日3GBから10GBに緩和
時間帯は夜だけになるも、速度は約1Mbpsに

 UQコミュニケーションズは、同社のモバイル通信サービス「UQ WiMAX」において、通信制限内容の見直しを発表しました。

 UQ WiMAXは現状、混雑回避のためWiMAX2+およびau 4G LTEでの直近3日間のデータ通信量が3GBを超えた場合、翌日の13時ごろ〜翌々日の13時ごろまで速度制限を実施しています。

 今回の発表によれば2017年2月2日(初回の計測期間は2017年1月30日から2月1日まで)より、速度制限の目安となる3日間の合計データ使用量は10GB、制限がかかる時間帯は翌日18時ごろから翌々日2時ごろまでとなります。

 また、制限時の速度は、現状ではYouTube上の動画を720pで視聴できる速度(実測数Mbps程度)とのことですが、2月2日からはおおよそ1Mbpsに絞る内容になっています。

 同社は2015年4月に「3日間で3GB」「標準画質のYouTube動画が再生できる程度の速度」という制限を実施。同年7月には、制限後の速度を現在の「HD画質(720p)のYouTube動画が再生できる程度の速度」に変更。当時、これはより利便性の高い運用方法を決定するまでの暫定処置としていました。

 実際、今回の変更により時間帯を問わず速度制限なしで使えるデータ量は月間最大約30GBから約100GBにアップ。制限後の速度はかなり絞られるものの、制限速度が適用となる時間は約24時間から約8時間に縮小されました。

UQのウェブサイトで公開されている「3GBで利用できることの目安」。これが変更後は3倍以上のものとなる

 同社によれば、ユーザーごとに使うデータ量には偏りがあり、一部のユーザーが全体のトラフィック量の3分の1を占有しています。トラフィックの集中する夕方から夜にかけての時間帯もそれは例外ではないようです。

 ネットワーク設備は、トラフィックのピーク時に耐えられるよう設計されています。つまり、ピーク時さえ一部の大量のデータを流すユーザーさえ制限できれば、あとのユーザーは通常通り快適に使えるというわけです。

 同社は「ネットワーク利用の公平性」と「ユーザーの利便性最大化」の2つの観点からこの制限方法を選択。多くのユーザーが快適に使える時間を増やしつつ、また一部のユーザーが発生させるネットワークコストを、ユーザー全員で負担するような結果にしないよう、検討を重ねたと言います。

 国内キャリア3社などが月間20GBや30GBのデータプランを月額6000円〜8000円で出す中、実質月間100GBとなる「UQ Flat ツープラス ギガ放題」は月額4380円(税抜)で提供。出張先などでPCをネットにつないで使う場合や、光などの固定回線をひいていない、もしくはひけない場合など、コストパフォーマンス的にも有効の手段と言えます。

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