今日はおいしさイナズマ級の「ブラックサンダー」で知られる有楽製菓の「もちもちブラックサンダー抹茶」「もちもちブラックサンダーあずき」を一足お先に食べます。2017年1月7日から全国のセブン-イレブンで発売開始。価格は1個43円前後の見込み。
ザクザク食感で知られるブラックサンダーに「もち風グミ」を混ぜ込んで、もちもち×ザクザクの新たな食感を生み出したとか。
もちもちブラックサンダー抹茶は、国産抹茶を使用したという、同社オリジナルの抹茶ビスケットの味わいが特徴。もちもちブラックサンダーあずきは北海道産小豆を使用し、米パフと合わせることで軽やかな口当たりを楽しめるそうです。
両方とも食べてみましたが、一言で言うと「地味」。
誤解してほしくないですが、味自体はおいしいです。ただ、抹茶/あずきの風味も、もち風グミの食感も、意外なほど控えめ。パッケージで強く押し出しているだけに、ちょっと驚きました。
抹茶にしてもあずきにしても、通常のブラックサンダーの味からほのかに感じられるというぐらいで、「うおお、抹茶味ー!!」「オラア、あずき味ー!!」という風情ではありません。「ブラックサンダーはん、ええ味しとりますなあ。ウチはひっそり味がすれば十分ですわ」という雰囲気。
もち風グミも大量に入っているというわけではなく、ザクザクした食感の中に、ときどき「……もちっ」と現れて、あくまで盛り上げ役に徹します。とにかく新食感を期待するとちょっと物足りないかもしれませんが、「ブラックサンダーはんといえばザクザク。ウチが目立ってもしょうがない、アクセントなんですわ」といったところか。
今回はアスキーのグルメレディー・ナベコさん、編集部のヤング・フレッシュ(25歳)サンキュー鈴木も試食です。
ナベコさん「もちが入っていますね。2口に1回くらいに口に入ってきて、食感がもちもち。ブラックサンダーのごつごつした食感の中でも意外に存在感があります。日本人って潜在的にもちが好きなのでしょうかね。もちっとした食感に癒されます」
「味はあずきが優しい甘さがあって好きです。抹茶のほうはチョコレートの力強さに押されちゃって抹茶味があまりわからない。どちらもカロリー高そうで、ダイエット中に食べるには背徳感があります。ブラックサンダーだから仕方ない」
サンキュー「おいしいけど……地味ですね。抹茶は、抹茶の味が遠くにある感じ。世間の『抹茶味』のチョコよりも、風味が控えめ。あずきのほうが“和”の雰囲気を感じられるかもしれない。もちもちって言うほどもち風グミが入っていない気がするけど、ブラックサンダーという枠の中で作るなら、ここが限界なのかなと」
抹茶/あずき味ともちもち食感を際立たせないのは、やはりブラックサンダーの個性であるザクザク感を引き立たせるために、あえてバランスを取ったということなのでしょう。安心の味・食感ながら、いつもとはちょっと違う。その雰囲気がよいと思いました。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
人気の記事:
「カシオの1000円腕時計“チプカシ”を買う シンプルこそパワー」「なにこれヤバイ! 『パラッパ』『Rez』並の衝撃『PlayGround』」「【閲覧注意】オオグソクムシと幻のカニを食べる 高田馬場『米とサーカス』」
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります