週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

なにこれサイコーじゃん! アップル「AirPods」の実機は週イチ充電で聴きまくれる無線イヤホンだった

2016年12月19日 18時45分更新

AirPodsは装着感よし、基本操作はすべてSiri

装着してみたところ。耳穴に載っけてるだけの割には、落としそうな雰囲気は意外と(?)まったくといって良いほどありません。

 さて、生活環境で使ってみるAirPods、最初に思ったのは「随分ノリのいいサウンドだな」ということと、「軽くて装着感がかなりいい」ってこと。iPhone付属のEarPodsゆずりのイヤーパッドのない独特の形状のため音漏れはゼロではないですが、静かな室内で使いながらほかの人に聞いてもらっても、音漏れはほぼしてないそうだ(音漏れチェック用の曲はあえて音漏れしやすそうなヘビメタ曲を選んでみました)。少なくとも電車内などでは相当な爆音にしない限りは大丈夫じゃないでしょうか。

 音質面は、原音忠実系というよりは中域にボリュームを持たせて楽しませる方向に振ってる感がありますが、アップテンポな音楽やダンスミュージックにはとても合うし、不自然な低音強調もなくて印象は良好です。
 イヤホン部分の形状はEarPodsと同じでも、奏でる出音はAirPodsの方が数段ふくよかで好ましく、EarPodsの厚みと抑揚の薄い感触とはまったく違います。AirPodsの設計にあたって、アップルがきちんと価格なりの音のチューニングも考えていることがうかがえます。

 そして個人的にとても重要だったのが装着感。数時間にわたって連続使用してみたところでも、手持ちのイヤホンのなかでは、自分の耳の型どりをして製作したカスタムIEMに次いで、耳疲れしない。これはかなり意外でした。
 理由を考えてみると、まずEarPodsゆずりの形があります。耳の「穴」に入れるのではなくて耳に載っけるような独特の構造で、さらにケーブルレス化によってさらに圧迫感がなくなっているせいでしょう。

気になるAirPods(左)とEarPodsの外観を比べてみました。耳に入れる部分のサイズは同じようですが、ステム部分の太さが全然違います。よく見ると、外側の穴の大きさも違います。

 軽さと外れやすさは紙一重な気もしますが、一方で僕が使っている限りでは、少なくとも相当激しい運動でもしない限り、「歩いていて耳から落ちてしまう」ということもまずなさそうです。

 圧迫感については、使う人の耳の形にもよる部分もあるので、気になる人はiPhone付属の有線イヤホンで装着感を試してみるといいかもしれません(見たところ形状はほぼ同じように見えます)

 さて、AirPodsは、装着したままトントンと本体をノック(ダブルタップ)することで、Siriが立ち上がるようになっています。音楽の再生/停止やボリューム調整やらはすべてSiri経由です。

 最初はSiriがうまく起動できないことが多くて首をひねってたんですが、どうも自分の髪が耳にかかっていたせいで、指>髪>AirPodsになって反応が悪かったようです。操作時に髪がAirPodsにかからないようにするとうまくいくようになりました。

 音楽の再生・停止や調べ物はSiriを使いやすくなって良いですが、音量の操作くらいはノックジェスチャーでなんとか解決してほしい気もします。結局、音量調整はiPhone本体側で操作した方が早いので、曲送りと一般的な音声操作のみSiriを使うという使い方で定着しました。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります