NTTドコモは12月15日、中国情報通信研究院(CAICT)と、5Gの各種技術の標準化や利用周波数帯域の共同検討に向けた覚書を締結した。
CAICTは、工業情報化部直属の研究機関。中国における通信政策や標準化戦略について高い影響力を持つという。中国政府から委託された専門機関であり、産業界におけるイノベーションと開発を支えている。
ドコモは、CAICTが主導する「IMT-2020(5G)推進組」に参画しており、5Gの主要周波数帯域の候補である4.5GHzの仕様を装置規格や測定規格に盛り込むなど、主要な通信事業者やベンダーと中国における5G技術の研究開発や標準化に協力してきた。
今回の覚書締結により、ドコモはIMT-2020(5G)推進組が実施する5Gの標準化に向けた技術やシステムを検証する「5Gトライアル」において実験を開始する。
今後は、トライアルでの実験結果を基に、CAICTとの5Gの規格策定に向けた技術やシステムの共同検証や、5Gで利用する周波数帯域の共同検討をこれまで以上に強化し、早期の国際標準規格策定に向けて取り組んでいくという。
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