週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「明治 エッセルスーパーカップSweet's 苺ショートケーキ」

スーパーカップのショートケーキは、懐かしい味だった

2016年12月13日 16時01分更新

 今日は「明治 エッセルスーパーカップ」シリーズから、クリスマスを意識した新作「明治 エッセルスーパーカップSweet's 苺ショートケーキ」を一足お先に食べます。12月19日から発売開始。

 スーパーカップといえば1994年に「明治エッセルスーパーカップ 超バニラ」でデビューをかざった明治のアイスブランドでありまして、エースコックのカップめんブランドと並び「日本3大スーパーカップ」の1つに数えられています(残りの1つは人によって意見が分かれます)。

 エッセルスーパーカップSweet'sは、ブランド初となる層状になったアイスクリームデザート。カスタード風味のアイスと生クリームをイメージした味わいのアイスの間にクッキーをはさみこんでいます。さらに、イチゴの果肉が入ったソースで上部を覆っています。

 市場想定価格は237円前後。なんということでしょう、スーパーカップなのにこのお値段。強気の一言です。200円ちょいでそこまで言うかと思われそうですが、なんといってもあのスーパーカップでこのお値段なのですから、インパクトは大きい。

ちょっとだけプレミアム感を出しつつも、なんとなくスーパーカップブランドの庶民的な感じは捨てていない、この絶妙な雰囲気

栄養成分表示はこんな感じ。266kcal

内ブタには「アイスと素材が重なり合ったケーキのようなアイスです」との一文。なんという冷静で的確な説明力なんだ!!

開けてみると、いちご100%という見た目で面食らいますが、果肉19%だそうです

 アイスなのに、まるでショートケーキのような味わい……ということで、さっそく食べてみました。

 なるほど。思わず、なるほど、と言ってしまいました。イチゴ、生クリーム(アイス)、クッキー、カスタード(アイス)の4つの味が重なり合い、「まるでショートケーキのような味わい」というのはなんとなくわかる。

 ただショートケーキそのものではない。当たり前ですが。超高級、というたたずまいではない。懐かしい味といえばいいのか。給食のときにこんなケーキアイスを食べたような気がします。イチゴソースは「冷たいイチゴジャム」という感じがしますし、上質さという点にはややとぼしいかもしれない。

 ちなみにアイス部分の味ですが、既存のスーパーカップのバニラ味とは違うようです。この商品のために作られた生クリーム味とカスタード味のアイスです。ただ、舌にねとっと残る感じや、コクではなく風味で勝負する味わいは、スーパーカップブランドの名に恥じないものです。

確かに、見た目はショートケーキっぽい

上から、いちご果肉ソース、生クリームをイメージしたアイス、クッキー、カスタード味のアイス

 今回は筆者と席がとなりの盛田さんも試食です。

盛田さん。「子供のころ、クリスマスといえばショートケーキ。母が健康志向で、生協のかったいスポンジケーキを買って、どうにかしておいしくしようと悪戦苦闘してた。今にして思えば『ショートケーキだけ買えばよかったんじゃないの』という感じ」

盛田さん「これは甘い。これだけ甘いとクリスマスに最適なのではないでしょうか。クリスマスは甘いので。味はですね、甘いバニラアイスと、甘いカスタード風味アイスの上に、凍らせた甘い甘いイチゴジャムをのせた感じですね。クッキー成分はわずかですね。クリスマスにお仕事をキメている方は疲れがとれるのでいいと思います。わたしも買っておこう」

 最近では、高級感、プレミアム感を前面に出すアイスも増えてきました。その中で「ショートケーキっぽいけど、でもやっぱりスーパーカップなんだよね」というエッセルスーパーカップSweet's。

 他の高級路線な商品と比べると、ちょっと別モノという感じは正直あります。ただ、等身大の自分、という風情、「自分はスーパーカップなんだ」ということを忘れないサイズは、これはこれで捨てがたい魅力があります。

 素朴で地味な女の子がちょっと大人びた服装をしてきたけど、服そのものは決して高いブランドのものではない、いつもと雰囲気は変わらない、けれどもそんな彼女もたまにはいいんじゃないかな。そんな感じの味です。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事