米IBMセキュリティーは12月6日、世界の主要各業界の企業が同社の「Watson for Cyber Security」のベータ・プログラムに参加したと発表した。
Watson for Cyber Securityは、セキュリティー独特の用語を理解するようトレーニングしたWatsonのサービス。機械学習や自然言語処理を応用することにより、セキュリティーアナリストが、これまで組織の防御チームにとって未知であった膨大な量の非構造化データから適切な意思決定を行えるようWatsonが支援。現在行なわれているセキュリティー違反が既知のマルウェアによるものか、脆弱性や脅威判定、疑わしい行為の情報などを提供。
ベータ・プログラムは、Sun Life Financial、University of Rochester Medical Center、Avnet、SCANA Corporation、三井住友銀行、California Polytechnic State University、University of New Brunswick、Smarttechなど40の組織が参加し、サイバー犯罪へのWatsonの能力をテストする。
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