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T-VENTURE PROGRAM 第3期公開最終審査会

演劇の魅力を動画で伝える月額980円の観放題アプリ登場

2016年12月06日 08時00分更新

 TSHUTAYAやTポイントなどを擁するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループとの協業を狙う、ベンチャー支援プログラム“T-VENTURE PROGRAM”の第3期の公開最終審査会が2017年12月1日に渋谷ヒカリエにて行なわれた。

 CCCグループの各サービス、店舗と事業連携を狙うことがメインのプログラムとなっており、ベンチャー企業自体のサービスプレゼンのほかに、CCCグループと協業するとどんなことが行なえるのかを各企業がアピールすることも審査の対象になる。ライフスタイル領域でサービス展開をするベンチャー企業が対象となり、最終審査会には8社が登壇した。

月額980円で演劇動画が観放題!

 最優秀賞といえるCCC賞に選ばれたのは関西のベンチャー企業ネクステージだ。月額980円で演劇動画が観放題になるサービス『観劇三昧』を運営している。現在、全国156劇団511作品を配信中で、映画や音楽に比べて観る機会が少なく、なじみのない劇場型の演劇作品をぐっと身近にしてくれるサービスだ。配信作品の視聴数に応じて、劇団にロイヤリティーを支払うレベニューシェアモデルを採用して、劇団運営の支援にもつながっている。小劇団のほか、キャラメルボックスなど有名どころの作品も抑えている。

 CCCグループとの連携ではTSUTAYA TVへのコンテンツ提供や劇団TSUTAYAを旗揚げして、いっしょにスター発掘をするなどの企画を提案。視聴データを解析して人気舞台作品の他メディア展開、その逆で人気映画や書籍の舞台化なども行なっていきたいとしていた。

女性向けクラフトワーク体験予約サービス

 代官山や藤沢に店舗をもつライフスタイル提案型商業施設のT-SITE。そのT-SITE賞にはものづくり体験予約サイト『Craftie(クラフティ)』が選ばれた。アクセサリーやアートなど女性向けクラフトのワークショップ、レッスン教室を掲載し、予約できるサービスで、2016年11月29日にローンチしたばかりだ。サービスはインスタグラムのように写真を中心としたつくりになっており、スケジュールが表示され、すぐに予約できるようになっている。

 モノをつくるリアルとの連携を重視しており、手芸の書籍売上1位のT-SITE湘南店などとの連携をしていきたいとアピールしていた。

プロも生み出しているマンガ投稿サイト

 TSUTAYA賞はエコーズ、 マンガ投稿サイト『マンガハック』を運営している。10月で3周年を迎えたーザーが投稿するCGM型のウェブサービスで、投稿マンガのほかキャラ紹介ページや、特典イラストの提供などマンガ好きに刺さる機能もあり、『桜色フレンズ』(角川コミックス・エース)など、投稿マンガが出版社で書籍化された実績もある。

 読者参加型投稿オーディションの実施で、売る前からファンを付ける作品づくりをいっしょに行ない、CCCの顧客情報を活用したマーケティングにつなげようと提案した。

 今回、賞に選ばれた3社とは今後順次、CCCグループのサービスとして連携して提供開始されていく予定だ。

■関連サイト
T-VENTURE PROGRAM

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