週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

2016年冬に格安SIMとセットで買いたい低価格スマホをレビュー

2016年12月07日 12時00分更新

最安プランにポイント還元10%! ゲームや動画好きにオススメ
DMM mobile

 「DMM mobile」は動画配信やオンラインゲームのほか、FX証券やロボット販売などさまざまなサービスを提供するDMM.comの格安SIMサービス。

 特徴は最安値クラスの料金プランと、利用料金がDMMポイントに10%還元される点だ。毎月DMM.comのサービスを利用しているユーザーや、動画視聴やゲームに毎月課金しているユーザーにはうれしい。

スマホの利用料金が毎月10%もDMMポイントに還元される。ふだんDMM.comを使っているユーザーにはうれしい

 通話対応で通信量3GBのプランを見てみると、ライバル事業者より月額100円ほど安い料金設定になっている。ここからDMMポイントが10%還元されるので、もともとのDMM.com利用者ならかなり安い金額で使えるというわけだ。

 ただし、標準で通話料の割引サービスや通話定額オプションがない点に注意したい。もし通話料を節約したい場合は「楽天でんわ」など、外部の通話割引サービスを利用しよう。

  • ■通話SIMプラン 3GB■
  • 【基本料金】1620円
  • 【通信量】 3GB
  • 【通話料】30秒/20円

 DMM mobileのもうひとつの特徴として、SIM複数枚での契約プランが充実している。8GB~20GBのプランがあり、最大でSIMを3枚まで発行可能。家族で格安スマホに移行する場合や、スマホのほかタブレット用のデータSIMが欲しい場合にも便利だ。

  • 【通話SIM1枚+データSIM最大2枚プラン(8GB)】2680円
  • 【通話SIM2枚+データSIM最大1枚プラン(8GB)】3380円

 取り扱い端末だが、12月発売と最新のミドル~エントリー端末、ASUS「ZenFone 3 Laser」やDSDS(ダブルSIM・ダブルスタンバイ)対応のモトローラ「Moto G4 Plus」など、3万円前後のミドルレンジ端末の種類が多い。もちろん定番の「ZenFone 3」や「HUAWEI P9 lite」なども用意される。

モトローラ「Moto G4 Plus」

「Moto G4 Plus」の主なスペック
メーカー モトローラ
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Snapdragon 617
1.5GHz×4+1.2GHz×4(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
カメラ アウト16メガ/イン5メガ
バッテリー 3000mAh
対応バンド(LTE) 1/3/5/7/8/19/20/28/40
対応バンド(W-CDMA) 1/2/5/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM microSIM、nanoSIM(DSDS)
無線LAN 11n(2.4/5GHz)
サイズ 76.5×152.9×9.78mm
重量 約147g

ドコモとauのSIMを提供し、コミュニティーも充実
mineo(マイネオ)

 ケイ・オプティコムの「mineo(マイネオ)」は、一般的なSIMフリースマホやドコモの端末で利用できるドコモ網のSIMを提供する「ドコモプラン(Dプラン)」と、多くのauの端末で利用出来るKDDI網のSIMを提供する「auプラン(Aプラン)」の2種類を提供するのが最大の特徴。

 手持ちのドコモまたはauのスマホを使って、お得に格安スマホに移行したいユーザーには注目のサービスだ。家族や複数回線を契約すると、1回線あたり月50円の割引も受けられる。

 料金プランは500MB~10GBまで用意され、通話対応もしくはデータ通信のみを契約できる。今回は3GBプランを紹介。ドコモプランとauプランでは基本料金がやや異なるのに注意したい。

 通話料については、オプションとして通話料金の割引を受けられる「通話定額30」「通話定額60」を用意。さらに、データ容量が消費されず通話料がお得になる050IP電話アプリの「Lala Call」を無料で利用できる(2017年2月から月額100円に価格改訂)。

  • ■データ通信+090音声通話 3GB■
  • 【基本料金】(ドコモプラン:Dプラン)1600円
  • 【基本料金】(auプラン:Aプラン)1410円
  • 【通信量】 3GB
  • 【通話料】30秒/20円

 セット販売の取り扱い端末は「arrows M03」や「ZenFone Go」など、ドコモプランとauプランどちらにも対応しているエントリー帯の製品が中心だ。「arrows M03」には限定カラーのグリーンが用意されている。

「arrows M03」には限定カラーのグリーンを用意

「arrows M03」の主なスペック
メーカー 富士通
ディスプレー 5型液晶
画面解像度 720×1280ドット
CPU Snapdragon 410
1.4GHz×4(クアッドコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
カメラ アウト13.1メガ/イン5メガ
バッテリー 2580mAh
対応バンド(LTE) 1/3/8/19/26
対応バンド(W-CDMA) 1/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM
無線LAN 11n(2.4/5GHz)
おサイフ/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ○/×
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
サイズ 72×144×7.8mm
重量 約141g

 mineoの強みは、ドコモだけでなくauのスマホも流用しやすい点。高性能なスマホが必要なら、手持ちドコモやauのスマホをそのまま利用できる調べてみると良いだろう。

 mineoはこのほか、自社のコミュニティサイト「マイネ王」を使った情報発信のほか、ユーザー間で情報交換できる掲示板を用意。掲示板の質問に回答してもらった場合、通信量でお礼のチップを送ったり、ユーザー間で通信量を融通しあえる「フリータンク」など、mineoオリジナルのサービスを提供している。

mineoユーザーのコミュニティ「マイネ王」。掲示板では利用者間でのサポートが活発に行なわれている。運営が新サービスの意見を募集することも多い

 格安スマホの不満点である、平日昼間などの通信の混雑を回避する「プレミアムコース」(トライアル受付終了)は2017年2月1日から正式提供を開始。このサービスもマイネ王でユーザーの声を聞きながらテストを継続している。独自サービスを試したい、格安スマホの事業者にもっと意見を言いたい、そんなユーザーにも魅力的なサービスだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事