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キャリア版を超える最新ハイエンドSIMフリースマホをチェック

2016年12月05日 12時00分更新

高音質チップ搭載、VR対応に期待の高コスパモデル
ZTE「AXON 7

●実売価格6万4500円前後

ZTE「AXON 7」

 WQHD(1440×2560ドット)解像度の5.5型有機ELディスプレーに、Snapdragon 820とメモリー4GBを搭載したハイエンド端末。この性能で6万円台前半という価格はかなりお買い得だ。

 日本市場向けスマホとしては、グーグルのNexusシリーズを除いて唯一グーグルのVRプラットホーム「Daydream」への対応予定が明言されている。2016年度内にAndroid 7.0(Nougat)へのアップデートの提供を開始し、Daydreamへの対応も予定している。

日本向け発表会でグーグルのVR「Daydream」への対応を進めていると明言

 音の再生にこだわった端末で、前面にステレオスピーカーを搭載。ネット動画やゲームを気軽に迫力ある音で楽しめる。さらに、ヘッドフォン端子からの出力には、ハイエンドオーディオ機器でおなじみの旭化成エレクトロニクス製D/Aコンバーター「AK4490」を採用。ハイレゾ音源も高音質かつ少ないノイズで出力できる。

前面ステレオスピーカーに加えて、ヘッドフォン出力にはオーディオ機器向けのAK4490を採用。高品質な音で曲を楽しめる

「AXON 7」の主なスペック
メーカー ZTE
ディスプレー 5.5型有機EL
画面解像度 1440×2560ドット
CPU Snapdragon 820
2.15GHz×4(クアッドコア)
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
カメラ アウト20メガ/イン8メガ
バッテリー 3250mAh
対応バンド(LTE) 1/3/8/19/28/41
対応バンド(W-CDMA) 1/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM×2(DSDS)
無線LAN 11ac(2.4/5GHz、MIMO)
サイズ 75×151.7×7.9mm
重量 約175g

ライカのダブルレンズでこだわり撮影を楽しめる
ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI P9

●実売価格5万4800円前後

ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI P9」

 ライカレンズを採用したデュアルカメラが特徴の端末。片方には一般的なのRGB1200万画素センサー、もう片方にはモノクロの1200万画素センサーを搭載。これにより、より鮮やかな発色と陰影をリアルに描ききる解像感を実現。また、モノクロセンサーだけを使って、モノクロフィルムのような高感度かつ解像感の高い独特の写真も撮影できる。

ライカのレンズを採用したデュアルカメラを搭載。1200万画素のRGBセンサーとモノクロセンサーの情報を組み合わせることで、緻密かつ鮮やかな描写を実現する

 デュアルカメラを活かした機能として、レンズの視差情報を使った一眼デジタルふうのボケ表現にも対応。撮った写真は撮影後でもピントの位置や絞りの量を変えられる。

撮影時や撮影後に、好きな位置にピントを合わせたり、一眼デジタルふうのボケの量を操作できる。SNSへの写真投稿を凝りたい人にはうれしい機能だ

 ハイエンドスマホとしては、発色の良い5.2型フルHD(1080×1920ドット)解像度液晶に、自社ブランドのSoCである「Kirin 955」を搭載。3Dグラフィックの処理能力はクアルコム製の「Snapdragon 821」や同820採用スマホに劣るが、それでもミドルクラスの製品と比べればかなり高い性能を誇る。 カメラや一般的なアプリ利用中心の人にお勧めの端末だ。

「HUAWEI P9」の主なスペック
メーカー ファーウェイ・ジャパン
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Kirin 955
2.5GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
カメラ アウト12メガ×2/イン8メガ
バッテリー 3000mAh
対応バンド(LTE) 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19
/20/26/28/38/39/40
対応バンド(W-CDMA) 1/2/4/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM
無線LAN 11ac(2.4/5GHz)
サイズ 70.9×145×6.95mm
重量 約144g

SIMフリー版iPhoneは値下げで割安なイメージに
キャリア版6sシリーズ以降のユーザーはSIMロック解除も視野に

 SIMフリー版iPhoneは、Apple Store店頭やオンラインで購入できる。ハイエンド端末ということもあって高価だが、「iPhone 7」の発表後からは値下げや仕様変更にやや購入しやすくなってきた。特に「iPhone SE」は値下げで16GBモデルが4万8384円、64GBモデルが5万3784円と処理性能と見ると割安なイメージ。最初から格安SIMでiPhoneを運用したいユーザーはSIMフリー版の購入がオススメだ。

iPhone SEは4万円台から。iPhone 6sや7シリーズはストレージ容量が32GBモデルからになったので、以前より実質的に安くなっている

 現在ドコモやau、ソフトバンクで「iPhone 6s」以降のモデルを契約して使っているユーザーは、多くの場合iPhone購入日から6ヵ月後からのSIMロック解除が可能。SIMロック解除したiPhoneは格安スマホ事業者のSIMでもそのまま使えるので、今後格安スマホへの移行を考えているユーザーは解除手続きをしておくと良いだろう。

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