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キャリア版を超える最新ハイエンドSIMフリースマホをチェック

2016年12月05日 12時00分更新

2016年冬オススメのハイエンドSIMフリースマホ4機種

 それでは、2016年冬注目のハイエンド端末4機種をチェックしていこう。4機種ともキャリア版ハイエンドクラスの処理性能をもち、ASUSの5.7型モデル「ZenFone 3 Deluxe(ZE570KL)」はキャリア版を超えるモンスタースペックとなっている。処理性能を重視するユーザーはハイエンドスマホをチョイスしよう。

最新SoC搭載、ZenFoneシリーズのフラッグシップモデル
ASUS「ZenFone 3 Deluxe(ZE570KL)

●直販価格9万6984円(受注停止中)

「ZenFone 3 Deluxe(ZE570KL)」

 フルHD解像度の5.7型有機ELディスプレーに、最新SoCのSnapdragon 821と6GBメモリーを搭載。圧倒的な処理性能を持つ端末だ。内蔵ストレージ容量はなんと256GBで、PCとファイル転送する際はUSB Type-C端子から高速なUSB3.0規格で接続できる。

 外装はスリムなフルメタルボディーで、アプリの動作など高い負荷をかけても極端に熱くなることはなかった。カメラは4軸光学手ぶれ補正対応の2300万画素で、指紋認証センサーを搭載。ハイレゾ対応イヤフォンも付属する。意外性のある機能は搭載していないが、DSDS対応を含めた最新スマホに求められる機能をしっかり搭載した端末だ。

 なお、ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)は発売直後にメーカー予想を超える注文があり、2016年12月3日現在受注を停止している。早期の販売再開を願いたいところだ。

クアルコム製の最新SoC「Snapdragon 821」を搭載。ベンチマークでも、Androidスマホとしてはトップクラスのスコアだ

外装はフルメタルボディーで、操作していないときはややひんやりとした印象を受ける。背面には指紋認証センサーと2300万画素カメラを搭載。光学手ぶれ補正や、レーザー・像面位相差・コンティニュアスと3つのオートフォーカス技術を採用

 「ZenFone 3 Deluxe」シリーズ購入の際、気をつけたいのはハイエンドの5.7型モデル「ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)」と、ミドルクラスの5.5型モデル「ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)」という、外観やデザインはほぼ同じでスペックおよび仕様が異なる2モデルが存在する点。5.5型はSnapdragon 625を搭載したミドルクラスの製品。使い勝手は良いのだが、処理性能は全く異なるので購入時には間違えないよう注意したい。

画像左が5.7型の「ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)」、画像右が5.5型の「ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)」。外観は似ているが、5.7型はハイエンド、5.5型はミドルクラスの端末だ。

「ZenFone 3 Deluxe (ZD570KL)」の主なスペック
メーカー ASUS
ディスプレー 5.7型有機EL
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Snapdragon 821
2.4GHz×4
(クアッドコア)
メモリー 6GB
ストレージ 256GB
カメラ アウト23メガ/イン8メガ
バッテリー 3000mAh
対応バンド(LTE) 1/2/3/4/5/7/8/12
/17/18/19/20/26
/28/29/30/38/39/40/41
対応バンド(W-CDMA) 1/2/4/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応バンド(CDMA2000) BC0
対応バンド(TD-SCDMA) 34/39
対応SIM nanoSIM、microSIM(DSDS)
無線LAN 11ac(2.4/5GHz)
サイズ 77.4×156.4×7.5mm
重量 約172g

外付けモジュールと合体! 光学10倍ズームも楽しめる
モトローラ「Moto Z

●実売価格9万2660円前後

モトローラ「Moto Z」

 最薄部5.19mmのボディーに、WQHD(1440×2560ドット)解像度の5.5型有機ELディスプレーとSnapdragon 820、メモリー4GBを搭載。バッテリーは2600mAhと通常利用には問題ない容量だ。

ハイエンドスマホながら、最薄部5.19mmのスリムボディーを実現

 Moto Zの最大の特徴は、背面に合体装着できる周辺機器「Moto Mods」の存在。標準で付属する木目調の背面カバーのほか、ハッセルブラッドブランドの光学10倍ズームカメラ「Hasselblad True Zoom」や、JBL製スピーカー「JBL SoundBoost Speaker」などが用意される。とにかく個性的なスマホが欲しい人にとっては、この冬いちばんの注目モデルだ。

背面に合体装着できる周辺機器「Moto Mods」を展開。Moto Zのほか、ミドルクラスの「Moto Z Play」にも装着できる

 「合体装着は気になるがMoto Zは高い」と感じるユーザーには、同じくMoto Modsが利用できるミドルクラス端末「Moto Z Play」(実売価格3万3000円前後)がオススメ。最薄部6.99mmとMoto Zと比べてやや厚いが、その代わりに大容量の3510mAhバッテリーを搭載。日常でより使いやすいモデルとなっている。

「Moto Z」の主なスペック
メーカー モトローラ
ディスプレー 5.5型有機EL
画面解像度 1440×2560ドット
CPU Snapdragon 820
1.8GHz×4(クアッドコア)
メモリー 4GB
ストレージ 32/64GB
カメラ アウト13メガ/イン5メガ
バッテリー 2600mAh
対応バンド(LTE) 1/2/3/4/5/7/8/12
/17/19/20/25/28/38/40/41
対応バンド(W-CDMA) 1/2/4/5/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM×2(DSDS)
無線LAN 11ac(2.4/5GHz、MIMO)
サイズ 75.3×153.3×5.19mm
重量 約136g
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