ゲーム系のVRタイトルでも同傾向
Google Earth VRとtheBluはゲームというよりは実用的とか環境的な立ち位置のアプリ。もっとゲーム的なVRタイトルではどうか? ということで先日Steamアーリーアクセスが開始された「Serious Sam VR: The Last Hope」も試してみた。プレイできる最初のステージ(マップは“地球”)でのフレームレートとフレームタイムを比較する。画質設定は全てデフォルトのままだ。
©Serious Sam VR: The Last Hope
theBluほどでないにせよ、Serious Sam VRも傾向としては同じ。ただ同じシーンでもRX470の最低フレームレートの落ち込みが緩くなっているので、負荷は相応に下がっていると推測される。フレームタイムを見てもRX470でおおよそ9ms程度。この程度なら十分遊べる性能といっていいだろう。ただ今回テストに用いたのは序盤のステージだったため、先に進んで敵の大群が押し寄せてくるとRX480でも非常に重くなるシーンが見られた。Serious Samではお馴染みの、地平線から敵の大群が押し寄せるようなシーン(下図)では、45fpsまで一気に落ちる。フレームタイムを観測すると、GPUはもちろんのことCPUの処理時間も跳ね上がっている。Serious Sam VRがまだアーリーアクセスの段階であるため、これから最適化が進めば(theBluのように)改善する可能性も大いにあり得る。あくまで「現状では」という点を覚えておいてほしい。
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