Dropboxは11月17日、設計アプローチを管理ツールにとり入れたAdminX イニシアティブを立ち上げたことを発表した。
AdminX イニシアティブ立ち上げにともない、インフラストラクチャーの強化、機能拡張 AdminXツール、Dropbox Paper(ベータ版)の管理機能などを発表した。
インフラストラクチャーの強化では、データセンターの対応範囲拡大を図った。世界各地でデータアクセス速度の向上を目的に米国、ヨーロッパ、アジアの8箇所の地域向けアクセラレータを配置した。さらに、世界中で同社のネットワークに直接接続して、転送速度を高速化できるオープンピアリングポリシーを新たに導入した。
こうしたインフラストラクチャの拡張により、同期パフォーマンスが従来の最大3倍に高速化するなどの効果が見られ、ユーザーへのサービスは既に大幅に向上しているという。
Dropboxは、IT管理者がDropbox導入環境を管理しやすくなる以下の新機能を追加した。ネットワーク制御機能では業務用アカウントのアクセスは許可するが、認承を受けていない個人用アカウントを使用できないように設定できる。デバイス認承設定では、管理設定を構成し、ユーザー例外リストをカスタマイズできる。同期対象デバイス数の上限を設定し、ニーズに合わせて承認プロセスを調整できるようになった。
チームで1枚のペーパー作成して常に同じ情報を共有できるのがDropbox Paper(ベータ版)だ。共同作業のセキュリティーを守る為に新たな管理機能を追加した。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります