基本性能は非常に高く3D性能も十分
「New XPSタワー」試用機はCPUにIntel Core i7-6700Kを採用し、24GBのメモリーを搭載。ストレージは256GBのM.2 SSDに2TBのHDDを組み合わせた構成で、グラフィックス機能は前述のようにNVIDIA GeForce GTX 960を採用しているという、シリーズ最上位の「New XPS タワー プラチナグラフィック・OC」にあたる構成だ。
この構成でWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」を実行してみた。結果を「Windows エクスペリエンス インデックス」の形式で紹介すると、以下のようになる。全体的に非常に高いスコアが出た。
PCの総合的な性能を見るPCMARK8のスコアも非常に高い。一方、3D性能を計測する3DAMRKのスコアはほどほどの高さだ。GeForce GTXシリーズ中ミドルレンジにあたるGeForce GTX 960を搭載していると考えれば妥当なスコアだろう。
もちろん、3Dゲームのプレイや、クリエイティブな使い方に十分な快適さを提供できるだけの性能は備えている。「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を3種類のグラフィックス設定で実行したところ「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」では「非常に快適」という結果が出た。「最高品質」での実施こそ「とても快適」にとどまったが、十分な性能を持っていることはわかるだろう。
実際の利用時にも、もたつきを感じることはなく、ベンチマーク実行中の画面描画も非常に綺麗だった。コンパクトながら上位クラスの性能を持っているマシンであることが感じられる。
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