ドコモが横須賀市光が丘の開発拠点で毎年開催する「R&D Open House」は、5Gネットワークなどドコモおよび協力メーカーが推進する最新の研究開発成果を展示するもの。ドコモは“スマートイノベーションへの挑戦”を2020年ビジョンとして掲げている。
技術展示で注目を集めたのは、会場敷地内で試乗できるDeNAの無人運転バス車両「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」。ドコモとDeNAは11月11日に自動運転車両の遠隔管制いおける5G活用に向けた共同実証実験に合意しており、車輌周辺の高精細映像を取得して5G無線技術を用いて伝送する実験を開始している。
このほか5G関連で目立った展示は、ブース内の人物を撮影しながらリアルタイムに3Dモデルに変換してVR映像化、5Gで転送するクレッセントの「Free Viewpoint LIVE」や、頭部のカメラで撮影した人物映像を転送してリアルタイム解析するALSOKの高度化警備システムなど。また、ジャパンディスプレイの放送局向け8Kディスプレーや5G通信を用いた遠隔ロボット操作「5G FACTORY」なども来場者の注目を集めていた。
「R&D OPEN HOUSE 2016」は5G関連技術だけでなく、現在ドコモが開発中の最先端技術や研究開発成果も展示されている。
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