ASCII編集部南田ゴウがおすすめ
合体変形ロボ好きがときめくモトローラのSIMフリースマホ「Moto Z」
男の子がときめくスマホが久しぶりに登場しました
スマホはディスプレーを触って操作する関係上、どうしても似通った姿形になるのはしかたありません。もちろん端末メーカーも同形状ながらユーザーに合わせたカラバリを用意するほか、サードパーティーもさまざまな素材や色のカバーやケースを展開していますが、どのメーカーのスマホを使っても「同じようなカタチ」という制約からは逃れられません。最近はスマホを買い換えても、あまりワクワクしないような気がしませんか? なにせ同じようなカタチなので。
とはいえ、近年では端末のカタチで個性を演出しようとするとなかなか厳しいものがあります。飛び道具にもほどがあるNECの二画面スマホ「MEDIAS W」やパナソニックのスマホというかスマホカメラ「LUMIX DMC-CM10」など、形状や機能が特化したスマホは「何でもスマホでこなす」という現在、その特化が足枷になり逆に使いにくいのかもしれません。
唐突に話は変わりますが、男の子は歳を重ねても幼少のころに親しんだ合体変形ロボが大好きなものです。よく考えると「その合体や変形って意味ある?」というものも多いのですが、合体変形は理屈抜きでカッコいいものだと刷り込まれているのでオールオーケー。ギミックが多ければ多いほど、男の子はときめくのです。ロケットパンチやドリルがロマンであるように、ギミックの多さは正義なのです。
そして2016年、久しぶりに男の子が大好きなギミック全開のスマートフォンが登場しました。モトローラのSIMフリー端末「Moto Z」です。
最薄部5.19mmという「Moto Z」の薄さにたじろぐ
モトローラのSIMフリースマホ「Moto Z」はWQHD(1440×2560ドット)解像度の5.5型有機ELディスプレーを採用。カンタンにスペックを説明するとCPUはクアッドコアのSnapdragon 820でメモリー4GB、ストレージ32/64GBとハイエンド寄りです。カメラはアウト13メガでイン5メガ、バッテリー容量は2600mAh。処理が重いスマホゲームをたしなむスペック重視のユーザーも安心して使い倒せます。当然、指紋認証もバッチリ搭載しています。
恐ろしいことに端末の最薄部はなんと5.19mm。実際に手に取ってみると「薄っ!」と驚くはず。軍用機グレードのアルミとステンレススチールの採用により、これだけ薄いのにガッチリとした剛性感でたわむ気配は微塵もありません。この薄さにやられていると次の衝撃が待っています。そう、このスマホは「周辺機器と合体」するのです。
合体変形周辺機器「Moto Mods」が全部欲しくなる
Moto Zの背面カバーはマグネット式と説明しましたが、USB Type-C端子近くの画像を確認すると、端末下部にナゾの接点が並んでいるのがわかります。これがMoto Zの最大の特徴である合体変形機能のキモ。専用周辺機器「Moto Mods」をいつでもどこでもワンタッチで着脱できるのです! Moto ModsをMoto Zに装着すると即自動認識されるのでいちいちアプリを起動する必要もありません。この合体変形ぶりがカッコいいのです!
まずは「Hasselblad True Zoom」を装着してみましょう。Moto Zの背面に装着するとあっという間に光学10倍ズームの1200万画素デジタルカメラに早変わり。フラッシュや物理シャッター&ズームボタンも搭載しており、RAW形式での撮影も可能です。
ほとんどの端末がデジタルズーム頼りだったスマホが、一瞬で光学10倍ズームのデジカメに変化するのがナイス。これさえあれば、風光明媚な観光地でコンパクトデジカメを取り出す必要もありません。実売価格は3万1100円前後です。
続いて「JBL SoundBoost Speaker」を試してみましょう。こちらは3W×2のスタンド付きスピーカーで、ペアリング不要で即高品位なサウンドを楽しめます。さらに1000mAhのバッテリーを内蔵しており、Moto Zのバッテリーを消費せずに使えるのもナイス。実売価格は1万2800円前後です。
スマホとともに持ち歩く周辺機器といえばモバイルバッテリーですが、スマホとケーブル接続するのはいかにもスマートではありません。端末によってはバッテリー内蔵カバーもありますが、USBやLightning端子に接続する必要がある製品がほとんどで、PCとの同期やスマホ充電の際に取り外すのがめんどうです。
容量2220mAhのバッテリーカバー「Incipio offGRID Power Pack」はMoto Zに取り付けてもUSB Type-C端子が塞がらず、厚さ6.2mm重量79gとなかなか薄型軽量。これさえあれば丸1日程度のお出かけの際も、モバイルバッテリーを持っていく必要もありません。さらにワイヤレス充電“Qi”対応モデルもラインアップ。実売価格は9500円前後で、Qi対応モデルは1万1700円前後。
これだけ紹介するともうお腹いっぱいといった感じですが、「Moto Mods」にはなんとプロジェクターも用意されています。「Moto Insta-Share Projector」の最大投影サイズは70インチで、いつでもどこでもMoto Z内の映像やウェブサイトの動画などを大画面で楽しめます。輝度は50ルーメンと低めですが、屋内使用なら十分実用的。こちらも1100mAhのバッテリーを内蔵しており、外付けバッテリーとして使えるほかMoto Zのバッテリーを消費せずに利用できます。
「Moto Z」は「Moto Mods」とセットで使うと魅力倍増
いかがでしょうか? Moto Z単体でも超薄型かつ性能に不満がないスタイリッシュなスマホですが、Moto Modsとともに運用すると超便利。まあそんな説明はともかくとして、マグネットでMoto Modsを合体させるのが、昔の超合金ロボットで遊んでいるようで楽しくてたまらないのです。こんなにワクワクするスマホの登場は久しぶりです。
Moto Zの実売価格は9万2700円前後。合わせてMoto Modsぶんの予算もお忘れなく。Moto Modsなしだと魅力半減のデジタルガジェットだと思いますよ!
南田ゴウ
自転車とギャルゲーという、真逆な属性の趣味をたしなむおっさん編集者。愛用中のスマホは「iPhone SE」だが、「Moto Z」の薄さとビックリドッキリ合体ギミックにすっかりやられてしまい、購入資金捻出&ダイエットのため塩+水道水のプチ断食で年末年始を乗り切るべきか真剣に悩み中。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります