デノンは11月9日、フルデジタルのヘッドフォンアンプ「DA-310USB」を発表した。Qualcommの最新世代DDFAを採用する。USB DACを内蔵しており、PC接続時に最大11.2MHzのDSDや最大384kHz/32bitのPCMなど、最新フォーマットに対応する。また最大192kHz/24bitのPCMとなるが、光・同軸入力も可能だ。
10月23日に秋のヘッドフォン祭 2016で発売が予告されていた。DA-300の後継製品でDDFAを最新世代としたが、従来チップセットで構成していたものを1チップに集約し、消費電力を向上させるなど改良しているとのこと。部品的にも2500NEシリーズと共通化しているものが多い。本体は縦置きもでき、その際には有機ELディスプレーが自動的に回転する。
デジタル回路とアナログ回路を電気的に遮断するデジタルアイソレータ―の搭載やAdvenced AL32 Processing Plus、DACマスタークロックデザインといった同社Hi-Fi製品独自の技術を継承している。3段階のゲイン調整機能により300Ω、600Ωのハイインピーダンスのヘッドフォンにも対応できる。
本体サイズは幅180×奥行き197×高さ71mm(横置き時)。重量は1.5㎏。価格は7万3440円で、12月中旬に販売を開始する。
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