「第23回電撃大賞」贈呈式が都内で開催された。今回の応募総数は5803作品。約半年に渡る選考の結果が発表された。
- 【電撃小説大賞】4878作品(長編:3410作品/短編:1468作品)
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【大賞】「86―エイティシックス―」麻里アサト(30歳)
【大賞】「君は月夜に光り輝く」佐野徹夜(29歳)
【金賞】「賭博師は祈らない」周藤 蓮(21歳)
【メディアワークス文庫賞】「キネマ探偵カレイドミステリー」斜線堂有紀(22歳)
【銀賞】「キラプリおじさんと幼女先輩」岩沢 藍(29歳)
【銀賞】「明治怪異新聞」さとみ桜(36歳)
【選考委員奨励賞】「オリンポスの郵便ポスト」藻野多摩夫(34歳)
【選考委員奨励賞】「ひきこもりの弟だった」葦舟ナツ(26歳)
- 【電撃イラスト大賞】591作品
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【金賞】いぬまち(28歳)
【銀賞】羽々斬(19歳)
【銀賞】ハナ(24歳)
【銀賞】あさくらきいち(24歳)
【選考委員奨励賞】もかろーる(19歳)
【選考委員奨励賞】玖住(26歳)
- 【電撃コミック大賞】334作品
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【金賞】「海洋部へようこそ!」(※オリジナルコミック作品)萩埜まこと(24歳)
【金賞】「まほうえんじ」(※オリジナルコミック作品)優木すず(27歳)
【銀賞】「pray」(※オリジナルコミック作品)雲谷もや(19歳)
【銀賞】「魔王様の贖罪」(※オリジナルコミック作品)着信なし殿(26歳)
【銀賞】「課題作『とある魔術の禁書目録』」(※コミカライズ作品)La-na(21歳)
(※敬称略)
電撃小説大賞<大賞>作品は今年も2作品!
「86―エイティシックス―」と「君は月夜に光り輝く」が選出
今回の電撃小説大賞<大賞>は2作品選出。<大賞>が2作品選出されるのはこれで5年連続となった。
「86―エイティシックス―」を執筆した麻里アサトさんは「<大賞>を受賞して光栄に思います」とコメント。今後は明るいファンタジーにも挑戦したいそうだ。
佐野徹夜さんは「中学生のときから小説を書いてきました。諦めようと思ったタイミングは何度もありましたが、諦めずに書いてきて良かったです」とコメント。会社を退職し自分を追い込んで執筆したという。小説は泣かせる作りになっていると読みながら理解していてもやっぱり泣いてしまうようなデキとのことだ。
電撃イラスト大賞からは<大賞>は出ず
いぬまちさんの作品が<金賞>を受賞
今年は残念ながら<大賞>の選出がなかった電撃イラスト大賞。<金賞>に選ばれたのは電撃文庫「ミミズクと夜の王」を想定作品として描き上げたいぬまちさん。想定作品は好きな物語だったので好きな気持ちを精一杯出して描いたという。
電撃コミック大賞でも<大賞>は選出されず
<金賞>は2作品受賞!
電撃コミック大賞も惜しくも<大賞>は選出されなかったが、<金賞>として「海洋部へようこそ!」(※オリジナルコミック作品)と「まほうえんじ」(※オリジナルコミック作品)の2作品が選出された。
「海洋部へようこそ!」を描いた萩埜まことさん。小学校3年生の頃からコミックを描き始め、その処女作の題材も水族館だったという。作品を賞に応募する時も海洋を題材にすることを決めていたそうだ。今回はラブコメだったので色々なテーマに挑戦したいと意気込んだ。
「まほうえんじ」を描いた優木すずさん。漫画の主人公がセクハラ園児という奇抜なテーマだったのだが、可愛い女の子を描きたいという目標から始まり、オヤジっぽい小さい女の子がワタワタするなど面白い作品になるように肉付けをしていった結果とのことだ。挑戦してみたいテーマについて聞かれると、まだ未熟な部分があるのでコメディーを突き詰めていきたいと目標をコメントした。
第24回電撃大賞の締め切りは2017年4月10日まで
第23回電撃大賞の贈呈式が終わったばかりだが、第24回電撃大賞の応募も絶賛受付中! 受賞作品は、文庫での発売、カバーイラストでの起用、電撃コミック各誌への掲載などが予定されているほか、<大賞>に選出されれば副賞として300万円が贈呈される。応募締切は2017年4月10日まで(いずれも当日消印有効)。受賞作品は電撃大賞公式サイトや、電撃文庫・メディアワークス文庫挟み込みチラシ、「電撃」各誌で発表予定だ。プロ・アマ問わず募集しているので、未来の作家を目指していただきたい。
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