AMDは11月7日、ワークステーション用のハイエンドグラフィックカード「Radeon Pro WX」シリーズ発表した。11月10日より順次発売する。
3製品から構成され、いずれもPolarisアーキテクチャをベースに14nmのFinFETプロセスで設計された次世代グラフィックコアを採用。DisplayPort 1.4での5K HDR表示など強力なグラフィック性能を備え、CADや映像クリエイターなどのプロフェッショナルユースのグラフィック・ワークステーションに向けた製品。4K出力(60Hz)×4または5K出力×1に対応する。
「Pro WX 4100」は、16演算ユニット(1024ストリームプロセッサー)や4GB DDR5メモリーを搭載。ピーク時2.46TFROPSの演算能力を備えつつもロープロファイルカードに収め、消費電力も従来製品と同等レベルに抑えているという。予想実売は399ドル、11月10日に発売する。
「Pro WX 5100」は28演算ユニット(1792ストリームプロセッサー)や8GB DDR 5メモリーを搭載3.9TFLIPSという処理速実現を75Wという低消費電力で実現する。設計、建築などの業務でリアルタイムのビジュアル化、没入型表示などの用途に利用する。予想実売は499ドル、11月18日に発売。
「Pro WX 7100」は、35演算ユニット(2304ストロームプロセッサー)、8GB DDR 5メモリーを搭載、5.7TFLOPSを実現する。予想実売は799ドル、11月10日に発売。VRコンテンツ制作業務などに対応できるパワーを備える。
AMDでは物理ベースのレンダリングエンジン「Radeon ProRender」をオープンソース化することに加え、Maxonのシネマ4D対応3Dコンテンツ制作ソフトにRadeon ProRenderを対応させることを発表。これまでのオートデスクをはじめとした各種アプリケーションの対応とともに、さらに用途を広げるとしている。
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