今日はハーゲンダッツジャパン「ハーゲンダッツ ミニカップ Decorations(デコレーションズ) チーズベリークッキー」「同 バナナキャラメルクッキー」を食べます。価格はいずれも294円。
デコレーションズは、ハーゲンダッツアイスクリームの上に、食感や色合いにこだわったという2種類のクッキーを組み合わせたアイスクリームスイーツです。
チーズベリークッキーは、クリームチーズとカマンベールチーズを使用したチーズアイスクリームにほどよい酸味のベリーソースを混ぜ込み、ストロベリークッキーとラズベリークッキーの2種類のクッキーをトッピングしたもの。
バナナキャラメルクッキーは、完熟バナナを使用したバナナアイスクリームにビターキャラメルソースを混ぜ込み、ココアクッキーとバタークッキーの2種類のクッキーをトッピング。バナナアイスクリームの甘味、苦味を効かせたビターキャラメルソース、2種類のサクサクとしたクッキーのハーモニーが楽しめるといいます。
フタを開けると、クッキーがざくざくと乗っています。冷凍庫から出してそのまま食べるのではなく、やわらかくなるまで溶かし、混ぜて食べるのがオススメだそうな。
ちなみにハーゲンダッツはアイスクリームの食べごろとしてマイナス15度からマイナス16度を提案しているそうですが、それよりは溶かす(温度を上げる)必要がありそう。
気になるお味ですが、素直においしいです。2商品に違った個性がある。
チーズベリークッキーはバランス型。クッキーはそれほど大きめではありませんし、気泡も含んでいるわけで、「ザクザクッ!」というよりは「サクッ、サクッ」という食感です。それにチーズアイスクリームのコク、ベリーソースの酸味が合わさって、しつこくない。たとえばホットケーキに添えるなんてことをしても、粋に楽しめるのではないでしょうか。
バナナキャラメルクッキーはインパクト型。ココアクッキーとバタークッキーのゴロゴロ感はチーズベリークッキーよりもやや強い。そして強い甘さのバナナとキャラメル味で、「甘いっ、デザートを食べている」という充実感をもたらしてくれます。
微妙に個性は違えど、クッキーの配分にセンスを感じます。食感のアクセントになりつつ、ゴロゴロしすぎて味の邪魔にはならないという塩梅です。チーズベリーとバナナキャラメルという雰囲気が違う商品にあわせて、それぞれクッキーのフレーバーに神経を使っているのがポイントでしょう。
もともとアイス部分の作りには絶対の自信を持つ(と思う)ハーゲンダッツ。アイスの風味を損なわずに、よりリッチな食べごたえを与えるクッキーの量をたくみに計算したのが勝因ではないか。なかなかよくできています。
アスキーのグルメレディ、ナベコさんにもバナナキャラメルクッキーを試食してもらいました。
ナベコ「バナナキャラメルにクッキーなんておいしいに決まっているとは思っていたけど、想像以上においしかったです。おそらく“軽さ”がポイント。上部にゴロゴロと散りばめられたクッキーが、大きな塊にも関わらず気泡を含んでいて食感が軽やか」
「『ザクッ……』とクッキーの食感を楽しんでいると溶けかけのまろやかなアイスが絡んできて、ザクザク感とアイスのおいしさのストリーム。柔らかいので、冷え冷えの硬めなアイスとは感覚とは異なります。目の前でアイスを混ぜてくれる『コールド・ストーン・クリーマリー』の体験に通じるものがあるような」
「キャラメルとバナナの味わいも、甘さが濃くなりすぎず万人受けする感じでよい。冬のハーゲンダッツというと、濃厚な味わいによりがちですが、溶けかけを堪能せよというスタイルのおかげで新しい境地を得ていると思います」
この冬のヒット作になりそうな予感。かなりオススメです。
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