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コネクテッドカーを超える次世代の「ネットに繋がるクルマ」の実現へ各社が協業

IBM Watsonも参加するGMの新・繋がるクルマ構想「OnStar Go」

2016年11月02日 18時43分更新

いわゆるコネクテッドカー、ダッシュボードがマップ&ネット端末というだけではない次世代のクルマを取り巻く環境になりそうだ

 ゼネラル・モーターズ(GM)は10月26日、自動車業界初のコグニティブ・モビリティ・プラットフォーム「OnStar Go」の共同開発に向けた提携を発表した。

 OnStar Goは今後主流となるコネクテッドカー(ネット接続デバイスとしての自動車)構想。複数の大手企業と提携している。とくにIBMの人工知能Watsonによる機械学習技術を活かすとしており、ドライバーの判断や習慣を認識、位置情報や車の状態、嗜好に合わせた各種情報をダッシュボードに届けることになる。

 エクソンモービルも参加しているため燃料が減ったときには最適なガソリンスタンドへの誘導やオイルの推奨を通知、放送サービスのiHeartRadioはユーザーの嗜好に合わせた楽曲のキュレーティング、位置情報共有サービスGlympseを用いて現在地を(セキュリティを保ちつつ)共有し、駐車場検索のParkopediaは最適の駐車場情報といった具合に快適な運転を支援する。また、マスターカードも参加しており、デジタル支払いサービスのMasterpassをOnStar Goに組み込むこと各種支払いには乗車したままでOKになる。

 GMでは、2017年末までに200万台以上の4G LTE搭載車やスマホ経由のプラグアンドアプリ対応車が走行するとしている。また、統計によると米国人は1日平均46分を車内で過ごしており、OnStar Goはこれらドライバーに対して新しくて快適なモビリティ体験を与えるという。

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