au未来研究所は3月29日、ぬいぐるみ型コミュニケーションツールのコンセプトモデル「コミクマ」を発表している。
一方、ドコモは翌3月30日に、同じコンセプトのコミュニケーションパートナー「ここくま」を発表したことが、TIME&SPACEで公開された今回の勝負につながった。
「コミクマ」と「ここくま」は偶然にも発表時期とコンセプト、さらには発表会会場までもが一致したことになる。これを看過できないauの企画担当者がドコモに挑戦企画を持ち込んだところ、まさかの快諾。会社の壁を乗り越え、どちらの“クマ”がより愛されるか雌雄を決する「クマくま三番勝負」が実現した。ちなみに「クマくま三番勝負」は機能ではなく、あくまでもクマの“見た目”で勝負するもの。
第一回戦の舞台は巣鴨。ご高齢者にどちらのクマが好かれるか、2台のベビーカーにクマを乗せて、道行く方に好きなクマにシールを貼ってもらう対決が行なわれた。巣鴨でのご高齢者好感度勝負ではドコモの「ここくま」が勝利!
続く第二回戦は都内の保育園が舞台。好きなクマのほうに走ってもらうという勝負だが、auがまさかの作戦に出る。「コミクマ」の近くに某超人気ゲームのキャラ人形を置くという奇策が炸裂。保育園対決ではauの「コミクマ」が勝利(?)した。
最終決戦の舞台は埼玉の東武動物公園。ジャッジを下すクマ飼育担当の板倉氏は長年クマの飼育係を担当し、2016年に新設されたクマの鑑賞エリア「ヒグマの森」のデザインも手がけている。
板倉氏のジャッジの結果、ドコモの「ここくま」が勝利! 板倉氏は「コミクマは非常にリーダー向きの顔をしているが、ここくまはリーダーとしての風格があるうえ、優しさも感じる」と評した。
「くまクマ三番勝負」の結果は、ドコモの「ここくま」の勝利。au担当のキクチ氏とドコモ担当の横澤氏は、同じ志をもつクマ型デバイスの担当者として熱い握手を交わした。
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