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DirectX12環境では性能が向上!

Battlefield 1はやはりRADEONが有利なのかを大検証!

2016年11月08日 11時00分更新

検証環境&設定のポイント

 まずは今回どのようなPCで検証を行なったか、BF1はどのような設定にしたのか等を解説してから、パフォーマンス比較に移りたい。今回は比較対象として、RADEON RX 480に対してはGeForce GTX 1060のVRAM6GB版を、RX 470に対しては発売されたばかりのGTX 1050Ti(OC版)を、RX 460にはGTX 1050をそれぞれ用意した。ボード在庫の関係から、各カードのグレードを厳密にマッチさせることができなかった(OC版とリファレンス版など)がご容赦頂きたい。

検証用環境
CPUIntel「Core i7-6700K」(4GHz、最大4.2GHz)
マザーボードASUS「Z170-A」(Intel Z170)
メモリーCrucial「BLS2K8G4D240FSA」(DDR4-2400、8GB×2)
グラフィックボードASUS「ROG STRIX-RX480-O8G-GAMING」(RADEON RX 480)/ASUS「ROG STRIX-RX470-O4G-GAMING」(RADEON RX 470)/ASUS「ROG STRIX-RX460-O4G-GAMING」(RADEON RX 460)/ASUS「DUAL-GTX1060-O6G」(GeForce GTX 1060 6GB)/MSI「GeForce GTX 1050 Ti GAMING 4G」(GeForce GTX 1050 Ti)/ZOTAC「ZT-P10500A-10L」(GeForce GTX 1050)
ストレージIntel「SSDPEDMW400G4X1」(NVMe SSD、400GB)
電源ユニットCorsair「RM650」(650W、80PLUS GOLD)
OSWindows10 Pro 64ビット(Anniversary Upadte)DSP版

 PCゲームの場合、パワー不足が感じられたら解像度や設定を下げて逃げるという手が使えるが、せっかくPCで遊ぶのに低画質では興ざめもいいところ。そこで今回はフルHD(1920×1080ドット)またはWQHD(2560×1440ドット)液晶のドットバイドット表示、なおかつ最高画質で快適に遊べるかを試してみた。

 BF1の画質設定はプリセットの“最高”に固定するが、ここで注意しなければならないのはBF1の“ビデオ”→“アドバンス”画面内にある「スケーリング」という項目。GPUによっては100%以上の値がセットされている場合があるが、この数値を上げるとゲーム画面の解像感も上がる。これが100%の時ドット等倍設定になるが、100より高い数値だと性能を犠牲にする代わりに解像感も上がる。BF1はこのスケーリングを上げると、画面解像度やテクスチャーなどのキレが段違いに高くなる。しかしながら、RADEON R9 Fury XクラスのハイエンドなGPUならまだしも、ミドルクラスのRX400シリーズは100%に設定するのが得策だ。

BF1の画質設定のキモはすべて“アドバンス”内に詰まっている。物理的解像度を上げずに画面の解像感を上げるスケーリングは一度100%に設定し、カクつかない程度に上げるのが得策だろう。DX11とDX12の切り替えもこの画面で行なう

これが解像度フルHD&最高画質、かつスケーリング100%のBF1。よく描き込まれた画面だが、樹木や鉄条網の細かい部分や、テクスチャーにドット感が残る

スケーリングだけ200%に変更するとテクスチャーのエッジがパキッと立ち、ただでさえ美しい画面がさらに見違えるような画質になる。だがフレームレートもガックリ落ち込むため、RX 400シリーズではオススメできない

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