富士通、富士通クライアントコンピューティング、Lenovo Groupの3社は、グローバル市場に向けたPCの研究・開発・設計・製造に関する戦略的提携について、検討中であることを公表した。
富士通とレノボのPC事業での提携は10月初頭に一部メディアで報道。その際の内容は、今年2月に富士通のPC事業を分社化して誕生した富士通クライアントコンピューティングに、レノボが過半数の出資をする形での統合を行なうという内容だった。これに対し、富士通は「当社から発表したものではない」としながらも、「様々な可能性を検討している」と必ずしも否定しない内容のリリースを公表していた。
今回検討中という戦略的提携では、「富士通のグローバル販売力、お客様サポート力、開発および製造能力と、レノボの卓越したオペレーションを融合し、ダイナミックなグローバル市場で戦うための成功モデルを目指すものです」とするとともに、「これまでと変わりなく、富士通ブランドのPC製品とアフターサービスを提供する」とも記されており、少なくとも富士通ブランドのPCの継続については明言した形と言える。
また両社は日本政策投資銀行との間で、財務面・戦略面での支援について協議を進めていることも公表している。
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