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近代の美術・デザインに大きく影響を与えた新しい「言語」

ニューヨーク近代美術館、emoji(絵文字)を収蔵

2016年10月27日 14時33分更新

オリジナルのemoji(176キャラクター)

 ニューヨーク近代美術館は10月26日、EMOJI(絵文字)をMoMA Collection(永久収蔵品)に加えると発表した。

 ニューヨーク近代美術館(MoMA)は商業デザインや家電製品など、美術品にこだわらず近代のアート・デザイン文化に影響を与えたものを定期的に収集品とすることで知られる。コンピューターではMacintoshなど複数のアップル製品、IBMのThinkPadなどがあるほか、近年ではauの携帯電話「iida」シリーズをコレクションとしている。

 コレクションとして収蔵されたのはNTTドコモが1998年に導入したオリジナル(初代)のセット。栗田穣崇氏により、iモードに導入された。初代の絵文字は176キャラクターでフォントは12×12ドットだが、Unicode 6.0より採用されて以降、世界中に広まって文字の追加やカラー化、高ドット化が進められ、従来の言語を超えたワールドワイドで利用されている「言語」になりつつある。

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