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都内駐車場の空き状況と価格がわかる「Smart Park」を体験してみた

2016年11月02日 06時30分更新

駐車場の満車・空車を判別するIoTデバイス「満空検知センサー」

 駐車場の満車と空車を判別するのは、シンプルなセンサーを搭載したIoTデバイスだ。どの駐車場にもある、満車・空車を表示するLEDサインの点灯状況を確認するシンプルな仕組みとなっている。満車と空車では表示する領域が異なるので、オンオフを検出できる。特に満車の赤色を検出しているわけではなく、あくまでセンサーを装着した場所のLEDのオンオフを見ているだけだという。

 センサーの本体は150×200×60mmのボックス。耐候性樹脂でできており、3G通信機能を備え、アンテナも内蔵する。回線はドコモのMVNOだ。電源は単3のニッケル水素充電池4本で、太陽光発電パネルから充電される。連続稼働は標準3年、最長5年とのこと。

 LEDのオンオフが切り替わると、30~60秒で送信され、アプリで確認できるようになる。

光センサーがLEDサインに貼り付けられている。写真は空車

満車になると、センサー部分のLEDが点灯する

電源は充電池。充電は太陽光発電でまかなう

センサーの内部写真。シンプルな基板に通信モジュールやアンテナが付けられている

「Smart Park」を導入している駐車場。センサーはほとんど目立たず、太陽光発電機も手の届かない場所に設置されている

アプリの駐車場詳細画面で、価格などを確認できる

単価はもちろん、最大料金も正確だった

 「Smart Park」はすでにハードウェア量産をクリアし、堅実に歩を進めている。この手のサービスに必要なのはとにかく網羅性だ。複数のアプリを使い分けずに済むのが重要なので、なる早の普及を望みたい。ユーザーとしても、目当ての場所の近くにある、安くて空いている駐車場がわかるなら、「Smart Park」を使わない手はない。駐車場事業者としても、送客してもらえるならある程度のコストは負担できるだろう。今後は3~4ヵ月の実験の後、本サービスに移行する予定とのこと。

 都内で駐車場を探すことがあるなら、一度「Smart Park」を試してほしい。手放せなくなること請け合いだ。

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