駐車場を探す際には、場所と行き方、価格、空き状況などが知りたいところ。大手の駐車場事業者であれば、自社でこれらの情報を検索提供しているが、ユーザーにとって事業者は関係なく、目的地周辺すべての駐車場について知りたいもの。そこで登場したのが「Smart Park」。IoTデバイスとスマホアプリを連携させて、これらのニーズに応えてくれるのだ。
Smart Park | |||
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プラットホーム | アプリ、ハードウェア | 企業名 | 株式会社SPOT |
代表取締役 | 松村方生 | 設立 | 2014年4月 |
取引形態 | BtoBtoC | 利用料金 | 無料 |
異なる事業者の駐車場の空き情報や料金を横断検索できる
株式会社SPOTは2014年に創業し、駐車場IoT事業をスタート。そして、2016年10月にiOS版の「Smart Park」をリリースした。「Smart Park」は駐車場の満空情報を検知するセンサーデバイスを利用し、その情報をスマホで閲覧できるサービス。さらに、料金も確認・比較できるのがウリ。都内を車で動くことの多い筆者としては、待望のサービスだ。
アプリは無料で現在は実証実験中という状況だが、将来は駐車場事業者への送客に対する手数料などでマネタイズする予定だという。「Smart Park」のために、SPOTは2015年6月に1億円の増資を行い、2016年1月からデバイスの開発をスタート。5月に量産スタートと特許出願、6月には2回目の増資で1.6億円を調達している。
そもそも、駐車場の位置を確認するだけなら、地図アプリやカーナビでも可能だ。そして、駐車場の料金もブラウザーで検索すればわかる。さらに駐車場の満空情報は、大手事業者のアプリやサービスで検索できる。
その点を「Smart Park」は、複数の情報を横断して検索できるように解決している。
料金のシミュレートから駐車場へのナビまで可能
早速駐車場を検索してみよう。画面左下の現在位置アイコンをタップすれば、自分の位置情報から検索できる。右下の虫眼鏡アイコンをタップすれば表示されている地図の中心位置から検索される。また、左上のメニューボタンから「目的地検索」をタップすることで、行き先の地図を表示可能で、そこから周囲の駐車場を検索できる。あらかじめ設定した検索範囲の中にある駐車場にピンが立つ。
赤色は満車、緑色は空車、黄色は不明。それぞれのピンをタップすると、駐車場の詳細が確認できる。料金の安いところを探すなら、右上のアイコンをタップ。検索された駐車場の料金ランキングが表示される。筆者としては、この機能がとてもありがたい。
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