凸版印刷は10月25日、表示部と制御部を分離して利用できる薄型A4サイズの電子ペーパーディスプレー「Pella(ペラ)」を開発したと発表した。
フレキシブル電子ペーパーのディスプレー部と、書き換えを行なう制御部の2つに分離できる構造を採用。書き換え動作以外では電力を使わずに表示が続く電子ペーパーの特性を活かし、書き換えた後は薄型の表示のみで閲覧できる。
E-Ink Mobius電子ペーパーを用いており、表示サイズは13.3インチ。表示画素数は1600×1200ドット。サイズはディスプレー部は約幅232×縦314×厚み2.25~3.55mm、制御部は約幅130×縦58×厚み15mm。制御部は無線LANを内蔵して書き込みデータを取得する。
主に産業用途での利用を想定しており、工場で作業内容を支持する工程管理表や作業指示書、物流関連における管理表など、これま紙で行なわれていた作業のペーパーレス化として2017年4月からテスト導入、2018年4月から本格販売を予定している。
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