UQコミュニケーションズは10月24日、都内にて2016年秋冬スマホ発表会を開催した。新端末はUQオリジナルスマホ「AQUOS L」やWiMAX 2+のCA(キャリアアグリゲーション)に対応し下り最大220Mbpsの高速通信に対応する「HUAWEI P9 lite PREMIUM」など4機種。
発表会には代表取締役社長の野坂章雄氏が登壇。UQモバイルを合併してちょうど1年と前置きしたうえで「各キャリアともAndroid搭載ケータイの新料金を発表したが、どこも4000円以上と少々高い。我々のぴったりプランは通話もネットも込みで1980円から。UQの役割はこのあたり」とコメント。
また、野坂氏はUQのミッションに関して言及。「安心、快適、高品質なスマホをみんなのものに」として、スマホの普及率が低めのシニア層に高品質なスマホを提供していく考えを示した。「WiMAXはビジネスマンや学生に親しまれてきたが限られたターゲット層だった。これからはジュニアやシニア層、主婦層などに拡大していく」(野坂氏)。
12月上旬発売予定の「Speed Wi-Fi NEXT WX03」は、4×4 MIMOとCAにより下り最大440Mbpsの高速通信を実現するモバイルルーター。上り速度もCAと64QAM変調方式を導入することで従来の10Mbpsから30Mbpsに向上。モバイルルーターで下りと上りともCA技術を導入するモデルとしては国内初となる。
2017年2月22日から、1回5分以内の国内通話がかけ放題となる「おしゃべりプラン」の提供を開始する。データ上限2GBの「おしゃべりプランS」は“スマトク割”と“イチキュッパ割”適用時の月額料金は1980円。上限6GBの「おしゃべりプランM」は月額2980円。
「おしゃべりプラン」提供開始を記念して、10月25日から2017年2月21日までに新規契約またはMNPで「ぴったりプラン」または「たっぷりプラン」に加入したユーザーを対象に11月から2017年2月利用ぶんまで国内無料通話が3倍に増量される。プランは2017年3月からそれぞれ「おしゃべりプラン」SおよびMに自動的に移行する。
10月25日発売のワイヤレスイヤフォン「APlay」は、ネイン社が提供する音声アシスタントアプリ「APlay」と組み合わせて使うことで、SNSなどスマホに届いた通知をリアルタイムで音声で聴けるほか、発した声をテキスト化してSNSで送信できる。「APlay」はUQオンラインショップで専用アプリをプリインストールした「DIGNO L」とセット販売され、価格は税別3000円。
野坂氏は新サービスを紹介しつつサポート体制の充実にも言及。「ユーザーとの接点を増やす」として全国の量販店(1000店舗)とUQスポット(1000店舗)、合計2000店舗のリアル店舗を展開していく考えを示した。
10月25日から月額350円で提供する「UQあんしんサポート」はスマホだけでなくPCのサポートも含まれるのが特徴。同時に無料のフィルタリング機能も提供されるほか、有料のSNSフィルタリングサービスも提供する。
発表会の後半には新CMキャラクターで3姉妹を演じる長女役の深田恭子さん、次女役の多部未華子さん、三女役の永野芽郁さんが登壇し、発表会に華を添えた。UQ今後の展望に関して野坂氏は「MVNOユーザー全体で1/3のシェアを獲得していきたい」と語った。
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