NECは10月21日、物体指紋認識技術を活用した画像認識サービスを製造業向けに機能強化した「GAZIRU個体識別サービス(個品管理)」の提供開始を発表した。
同サービスは、製造工程における個品管理を実現することで、完成後の製品だけでなく製造工程の素材・部品にまで遡ることが可能な、きめ細やかなトレーサビリティーの実現に貢献するとしている。
サービス提供にあたり、工業製品や部品の表面に自然発生する微細な紋様(物体指紋)を認識する「物体指紋認証技術」を強化。今までより10分の1程度の、非常に微細な紋様が認識可能だという。従来の真贋判定だけでなく、個体ごとの識別や表面が平滑で個体差が少ない部品、部品の材料となる素材なども識別が可能になったとしている。これにより、製造履歴を管理する製造業向け個品管理を容易に実現できるという。
10月28日からサービスを開始する。月額サービス利用料は54万~で、初期サポート料は108万円。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります