週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

RealSenseテクノロジーで障害物を避ける産業用ドローン

米インテル、8プロペラの商用ドローン「Falcon 8+」を発表

2016年10月14日 18時39分更新

オクトコプター「Falcon 8+」

 米インテルは10月11日、北米市場向けの商用ドローン「Falcon 8+」を発表した。

 独Ascending Technologies(AscTec)製の機体で、左右に2本あるブームに4基ずつ計8ローターを搭載するマルチコプター(オクトコプター)。機体サイズは約幅768×奥行き817×高さ160mm(プロペラ径8インチ)、自重2.8kg。ジンバル付きの一眼レフカメラを搭載できる中型クラスのドローン。

コントローラー「インテルコックピット」

 インテルとAscTecはパートナーシップを結んでおり、これまで共同でさまざまなプロジェクトを進めている。ドローン用コントローラーの開発などに加え、100機のドローンを飛ばす空中ショー「Drone 100」を開催した経緯がある。

オクトコプターは前に向かって広がった2本のブームに8基のローターを装備。機体サイズに比べてペイロードに余裕があり、風がある中でも安定しやすいなどの利点がある

 Falcon 8+にはインテルのRealSenseテクノロジーを用いた奥行き認識システムとともに、コントローラー「インテルコックピット」、インテル製バッテリーパック「スマート・インテル・パワーパック」などのインテルの技術が盛り込まれている。1080pでのリアルタイム画像転送を含む最長1kmまでの無線データリンクを持ち、点検・監視など利用する。

 RealSenseの活用により空中衝突の回避機能など安全性を謳っており、インテルではFalcon 8+を自社ブランドとして北米市場でのドローンビジネスを展開する予定(ドイツなどヨーロッパ市場ではAscTecが取り扱いを行なう)。Falcon 8+は現在のところFAAの認可待ち状態で、発売時期や価格は未定。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります