米インテルは10月11日、北米市場向けの商用ドローン「Falcon 8+」を発表した。
独Ascending Technologies(AscTec)製の機体で、左右に2本あるブームに4基ずつ計8ローターを搭載するマルチコプター(オクトコプター)。機体サイズは約幅768×奥行き817×高さ160mm(プロペラ径8インチ)、自重2.8kg。ジンバル付きの一眼レフカメラを搭載できる中型クラスのドローン。
インテルとAscTecはパートナーシップを結んでおり、これまで共同でさまざまなプロジェクトを進めている。ドローン用コントローラーの開発などに加え、100機のドローンを飛ばす空中ショー「Drone 100」を開催した経緯がある。
Falcon 8+にはインテルのRealSenseテクノロジーを用いた奥行き認識システムとともに、コントローラー「インテルコックピット」、インテル製バッテリーパック「スマート・インテル・パワーパック」などのインテルの技術が盛り込まれている。1080pでのリアルタイム画像転送を含む最長1kmまでの無線データリンクを持ち、点検・監視など利用する。
RealSenseの活用により空中衝突の回避機能など安全性を謳っており、インテルではFalcon 8+を自社ブランドとして北米市場でのドローンビジネスを展開する予定(ドイツなどヨーロッパ市場ではAscTecが取り扱いを行なう)。Falcon 8+は現在のところFAAの認可待ち状態で、発売時期や価格は未定。
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