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「TOYOTA i-ROAD」と「NISSAN New Mobility Concept」に試乗

近未来、移動手段になり得る「超小型モビリティ」に乗ってみた!

2016年10月11日 18時00分更新

試乗コーナーの様子

VR技術でプロの世界を体感!

 船の科学館前特設会場中央に設置され、大きな存在感を放っていたブースが「360°VR DOME」。ここは360°映像のVRによる、これまでにない新しい試乗体験をすることができるブース。

 プログラムは「GTカー&プロドライバーによるサーキット走行」と「オン・オフロードバイクライダーの試乗体験」、そして「バス運転手の試乗体験」の3種類。多くの来場者が個性の異なるVR体験を楽しんだ。

参加者はいすに座り、VRヘルメットを装着。中にはあまりの迫力に悲鳴を上げる参加者も見られた

「オン・オフロードバイクライダーの試乗体験」では、本物のバイクにまたがってVR映像を楽しむ。「これが一番すごかった」と感想を述べる参加者も多かった

 どのプログラムも没入感あふれるものになっており、特に前者の2プログラムは本当に走っているかのような圧倒的な迫力。また、「バス運転手の試乗体験」は迫力あるものではないが、普段見ることのないバスの運転席からの目線を楽しむ斬新なVRに仕上がっていた。

クルマから未来を考える特別公演

 「360°VR DOME」では、17時30分から「クルマから未来を考える3日間」をテーマにしたトークショー「Future Mobility Session」を開催。このトークショーは、「WIRED(ワイアード)」日本版の編集長・若林恵氏と、ライゾマティクスの代表取締役・齋藤精一氏が聞き手となり、特別ゲストと「モビリティの未来」を語るもの。

司会進行を担当した若林恵氏。軽快なトークでゲストから魅力的な話題を引き出していた

 イベント初日である8日は、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズのディック・グローヴァー氏を迎え、マクラーレンがF1開発で培った技術を、身近な暮らしの分野にどう生かしているのか、またこれから生かしていくのかといった話が展開された。

約30分間の特別公演の後は、トークディスカッションや質疑応答が行われた

 翌9日は、ビッグデータを使って都市問題に取り組む、MIT(マサチューセッツ工科大学)「Senseable City Lab」から、ダニエル・ベレリ氏を招き、「データとモビリティとの融合によってどのような未来がもたらされるか」を語った。また10日はトヨタの谷中壯弘氏、日産の土屋勝範氏、ホンダの松永稔氏が登場。各メーカーで新型モビリティを開発する3人が、今後注目される超小型モビリティの可能性だけでなく、今後の課題まで余すことなく議論するなど、非常に濃い内容となった。

東京モーターショーでも注目された人気グルメが勢ぞろい!

 本イベントでは、昨年開催された東京モーターショーで好評を博したグルメイベント「グルメキングダム」も開催された。グルメキングダムは、複数の媒体で活躍するグルメブロガーやフードジャーナリストのユニット「食べあるキング」がプロデュースを行うイベントだ。

「グルメキングダム」も開催された

 本イベントでも特に人気を集めたのが、格之進の「究極の艶ハンバーグ丼」だ。これは黒毛和牛と白金豚の合挽きハンバーグをご飯の上に乗せ、そこへ熟成肉の牛脂を使った甘辛の和風餡をかけた肉好きにはたまらない一品。

トッピングは温泉卵とソテーしたシメジ

ハンバーグをカットすると中からあふれんばかりの肉汁が! フォークで押さえつけるともはや洪水状態

本場四川風のマーボー豆腐にカレーのテイストを加えた新感覚の丼も魅力的!

ピッツァ世界コンペティションで最優秀賞に輝いた「サルヴァトーレ・クオモ」も出店。多くの来場者が世界最高峰の味を堪能した

 3日間に渡って行われた"クルマの未来"を感じさせるモーターショー「東京モーターフェス2016」。車を見て楽しむだけでなく、体験型のブースも多く、"車やバイクのすごさ"を肌で感じることができたイベントといえる。また、パーソナルモビリティなど親子で楽しめるブースもあり、子供たちがクルマを身近に感じるイベントだったことも特徴だろう。今回の開催で興味を持った人は、ぜひ来年度参加してみてはいかがだろうか。

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