週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

誰得? ナノSIMカード14枚ケースで格安SIMも海外SIMもすべて収納!

2016年10月06日 09時00分更新

誰が使うか知らないけれど、ナノSIMが14枚も入る!

 お手頃な格安SIMの登場で、ついつい契約しちゃったけど、普段使わないSIMが増えていませんか? あるいは、海外旅行に行って現地の安いプリペイドSIMを買っているうちに、財布の中はSIMカードだらけになっちゃうことも多いと思います。

 そんな人に安心な「ナノSIMカード14枚収納ケース」が登場!

ヨーロッパを旅行しようものなら、ついつい溜まっていくSIMカード

 最近は安価な海外ローミング料金が出て来たり、Apple SIMのようなグローバルSIMも増えています。しかし、SIMフリースマートフォンを持っているなら、現地で現地プリペイドSIMを買うのも旅行中の楽しみ。アジア各国なら100円程度でSIMが買えることもありますし、ヨーロッパではMVNOキャリアがSIMをタダで配る国も。

 そして、そんな国を数ヵ国回れば、SIMがどんどん増えていきます。先日のIFAとCTIA取材時も、出発前に準備したSIMやら、3ヵ国で買ったり、もらったりしたSIMがどんどん増えていきました。

SIMが増えても大丈夫!14枚のナノSIMカードが入るケースが登場

 SIMも数枚なら財布の中などに入れておけば紛失を防げるでしょう。でも、数が5枚や10枚になると、どこかで落として無くしてしまう危険性が高まります。SIMはやはり何らかのホルダーに入れて保存しておくのが便利でしょう。

 とはいえ、市販のSIMケースも、せいぜいSIMが数枚入る程度。数ヵ国を回って10枚近くもSIMが溜まってしまうとお手上げです。しかし、SIMに埋もれる人のために、なんとナノSIMカードが14枚もはいるケースが登場しました。

3Dプリンターで出力したABS製ケース。SIMスロットは左右それぞれ7ヵ所ずつ

 製品の名前は「【名刺サイズ】SIM&SDカードフォルダ・モデル4」(愛称 Nano14T)。名刺よりひと回り小さいカードサイズで、名刺ケースなどにも入る大きさ。SIMとSDカードが入るケースなのですが、バリエーションは4種類あり、そのうちの「モデル4」がナノSIM14枚収納と言う変態的なケースなのです。

 設計したのは香港のモバイルショップ・Matenro HK(摩天楼香港)。ひと昔前は電脳中心買物隊として運営していたお店です。3Dプリンターで印刷されていますが、精度も良くSIMカードがぴたりと収まります。

SIMピンも収納可能、トレイごとに番号も

 ケースの真ん中にはお店のロゴが彫り込まれ、iPhone付属のSIMピンが収納できるスペースが空いています。SIMのスロットは左右に7個ずつ。それぞれ1から4まで、掘り込みで数字が刻まれています。

 まあ、現実には14枚もSIMを入れるケースはないかもしれませんから、種類ごと、国ごとに複数枚を収納したら、スロットをひとつ空けて隣からまた入れる、という収納方法がいいのかも。

どんどん入っていくSIMカード!抜いたSIMの収納にも便利

 それではナノSIMを収納していきましょう。「14枚も入るなんて、いったい誰が使うんだ!」と思いながらも、どんどんSIMを入れていきましょう。

 なお、1番から12番のスロットまでは手持ちのSIMを入れ、14番のスロットには普段使いのSIMを端末から抜いたあとで、それを収納しておく場所にしておくのもいいかもしれませんね。SIMは抜いたらどこかに保管しておかなくてはなりませんから。

SIMの落下を防ぐ構造、取り外しはピンを使うと簡単

 ところで、入れたSIMですが、外側には落下しないように押さえ部分があるのでそのまま抜けてしまうことはありません。この手のケースの一番の心配事項はSIMがいつのまにか抜け落ちてしまうことですが、そのあたりもしっかり考慮した設計になっているのです。

 一方、SIMを抜くときは押さえの部分を指先で下に押しつつ、SIMのかきとりの部分にSIMピンの先を入れて、押し出すようにすると抜くことができます。

気が付いたらSIMを12枚も入れていた

 海外で買ったSIMに加え、手持ちのSIMを入れていくと、あっという間に12枚も収納していました。左側は中央に1ヵ所空きを入れたほうがいいかもしれません。

 このように手もとに転がっているSIMを、ほぼこのケースに入れて収納できるわけです。なお、足りない人はもう1つこのケースを入手すれば28枚まで収納&持ち運びが可能です。

無くしてしまうとすべてが終わり、名刺ケースなどに大切に保管しよう

 自分のSIMをすべて持ち運べる便利なSIMケースですが、これを無くすと通信回線を一気に失うので注意が必要です。また、海外で買ったプリペイドSIMは台紙にPINナンバーなどが記載されていることもあるので、それと一緒に名刺ケースなどに入れておくといいですね。

 筆者はアルミのトランク式ケースにいつもSIMを入れています。MVNOをついつい契約しちゃう人、LCCで毎月のように海外に飛び割っている人は、入手してみてはいかがでしょうか?

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

→ASCII倶楽部の詳細はこちらから!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事