週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

360度カメラおすすめ3選! この秋、紅葉は全天周で撮る

2016年10月05日 17時00分更新

 最近ちょっと気になる360度画像&動画。Facebookの投稿などで目にする機会が増えてきましたね。このところ特に見かけたのはNHKスペシャル「パタゴニア極限レース141km」のプロモーション動画。表示すると自動再生され、しかも360度なので毎度スマホを傾けて楽しんでしまいました。何度パタゴニアを走ったことか。

 360度カメラで撮った写真なら、いつもより人の目を惹くことができるのかもしれません。これからの季節、紅葉をドドーンと全天周で撮ってみるのもいいですね。

 前置きが長くなりましたが、週刊アスキー電子版 1096号は「360度カメラ購入ガイド」特集。選択肢が豊富になった最新機種の選び方から、達人が教える全天周撮影テクまで死角なし! 特集から、おすすめ360度カメラを3つ抜粋して紹介いたします。

360度カメラ市場を作ったリコーの最新機種
リコー「THETA S」(実売価格 3万9000円前後)

シリーズ3代目の熟成したモデル

 F2.0のレンズに、1/2.3型1200万画素のCMOSセンサーが組み合わされている。『THETA S』は、『THETA』、『THETA m15』に続くシリーズ3代目の360度カメラ。全天球カメラの市場を切り開いてきたリコーの最新モデルだけに、2つの画像を重ね合わせる“スティッチ加工”がほとんど目立たない。また2つの画像それぞれの色調もうまく揃えられている。解像度については後発製品に抜かれているが、トータルの画質で見れば360度カメラ随一と言える。

 カメラメーカーの製品だけに、撮影モードはオート、シャッター優先、ISO優先、マニュアルと豊富だ。露出も1/3EVステップで−2.0~+2.0の範囲で調整できる。特筆しておきたいのがマニュアル撮影時に最大60秒の長時間露光が可能なこと。夜景や星空を美しく撮影する360度カメラを選ぶなら、THETA Sは最右翼の存在だ。

 なお、THETA m15は動画を最大5分までしか撮影できなかったが、THETA Sは最大25分まで撮影可能となった。だが動画解像度は1920×1080ドットとほかの360度カメラに離されている。次期モデルでは動画解像度の向上に期待したい。

レンズも自社製造しているリコーの製品だけに、360度カメラに特化した光学性能に文句なし。ただ発売から約1年が経過しているのでそろそろ新機種が出るかも?

ギャラクシー専用の全天球カメラ
サムスン「Gear 360」(実売価格 4万5000円前後)

ギャラクシー専用はもったいない!

 Galaxy S7 edge/S6 edge/S6専用の360度カメラ。静止画7200×3600ドット、動画3840×1920ドットと今回紹介している360度カメラのなかで最大の解像度を誇る。またF2.0と明るいレンズを搭載しており、Galaxyスマートフォン譲りの発色のよい撮影が可能だ。

 ボディー形状は球体だが、小型の三脚が同梱されており、卓上での撮影時に便利に活用できる。もちろん三脚をはずして、自撮り棒などで離れた場所からの撮影も可能だ。

 Gear 360最大の売りは、なんと言ってもGalaxyスマートフォンやVRゴーグル『Gear VR』との連携性の高さだ。Gear 360はGalaxyスマートフォンにNFCタグを近づければ、Gear VRはGalaxyスマートフォンを装着すれば、あとは指示に従うだけで専用アプリケーションがインストールされる。以降はGear 360で撮影した全天球写真や動画をGear VRで見られるのだから非常にお手軽。両製品をGalaxyスマートフォン以外で利用できないのがつくづく残念だ。

Galaxyシリーズ専用なのが特徴のGear 360。当初Galaxy専用だったスマートウォッチのGearシリーズのように、他メーカー端末でも使えるようになってほしい

アウトドア対応の全天周カメラ
カシオ「EX-FR200」(実売価格 10万3500円前後 ※カメラ部を2つにした場合)

防水・防塵のアウトドアカメラ

 画角185度の全天周単焦点F2.8レンズを搭載したアウトドア志向のアクションカメラ。単体では全天周、パノラマ、超広角撮影が可能で、別途カメラ部『EX-FR200CA』と、マルチカメラマウンター『EAM-8』と組み合わせることで全天球写真や動画を撮影できる。

 もうひとつの売りはカメラ部とコントローラー部を分離できること。カメラとコントローラーを分離したウェアラブルスタイル、カメラとコントローラーの画面を同じ方向に向けたセルフィースタイル、カメラの背面にコントローラーの画面を回したカメラスタイルに変形可能で、多様なスタイルで撮影を楽しめる。さらに落下強度1.3メートル、水深1.5メートルで連続60分間使用可能なタフネス性能を備えており、これからのスキーシーズンにもってこいだ。

 ひとつ注意しておきたいのが全天球写真や動画のつなぎ目でずれが目立つこと。PC用アプリで全天球写真や動画を閲覧・書き出しする際には、ずれを目立たなくする5種類の境界線が用意されている。本製品は全天周撮影がメインの製品と捉えたほうがいい。

360度カメラは数多くあれど、カメラを分離できるのは本製品だけ。全天周を異なるアングルで撮影できることこそ、本製品最大のアドバンテージなのだ

速報ではZenFone3にDJIの小型ドローン、特集は360度全天周カメラに3万円デジカメ、iPhone7のSuicaとApplePayのしくみも分かりますよ~

表紙をクリックすると、一部記事を読める「立ち読み版」が開きます

週アス最新号は10月4日(火)発行です。
電子版週刊アスキーの購入はこちらから

特集など内容の詳細は以下。
★アスキーの有料会員サービス「ASCII倶楽部」会員の方は、内容をクリックすると直接ページが開きます。

【表紙の人】
片山萌美

【ASCII.jp NEWS】
1週間のトピックがぐるっとまるわかり!!

【NEWSROOM】
Photokina2016の新製品ラッシュにメーカーのパワーをみた

【特集】
パノラマ撮影の達人がマル秘テクニックを伝授!
360度カメラ購入ガイド


【ASCII倶楽部 特別編集】
作業性向上! 迫力満点! もうほかではモノ足りない!
没入感たっぷりの湾曲ウルトラワイド液晶を買おう!

【特集】
安くても高性能!! コンパクト機から一眼レフまで
3万円で買えるデジカメ10

【特集】
おサイフケータイとApple Payはどう違う?

【特集】
秋のコンビニスイーツ食べ比べ

【連載】
ジサトラ
2TBで6万円!! Crucialの大容量SSD

【コミックス/小説】
カオスだもんね!PLUS 水口幸広

【コラム】
東京トホホ会 金井哲夫&荒井清和

【コラム】
仮想報道 歌田明弘

Newsstand(定期購読)およびBOOK☆WALKER、Kindle、Kobo(ともに単号販売)で電子版を配信しています。各電子書店での詳しい購入方法は、下記リンクの記事をご参照ください。

週刊アスキー No.1096 (2016年10月4日発行)[Amazon]

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

Newsstandで電子書籍版をダウンロード

アスキーでは、電子版週刊アスキーが読み放題になるサービス「ASCII倶楽部」を展開中です。会員期間中は過去3年分のバックナンバーも読み放題!

電子版の週刊アスキーが、最新号から過去3年分のバックナンバーまで読み放題!

■通巻:1096号
■発行:2016年10月4日 (火)
■次号発行予定:2016年10月11日 (火)


ASCII倶楽部会員の方だけが読める完全オリジナルムックが登場!

 アスキーの会員サービス「ASCII倶楽部」で初となる完全オリジナルムックが本日9月27日より公開となりました。

 9月のASCII倶楽部は「Apple特集」を行なっており、今回登場したのは「iPhone 7パーフェクトガイド」(ASCII倶楽部会員の方は左のリンクから直接ムックを読むことができます)。
 こちらはASCII倶楽部の会員の方だけが読めるムックです。iPhone 7の“わからない”が、このムックを読めば全部わかるようになります!

 現在、ASCII倶楽部では3日間無料お試しキャンペーンを実施中なので、この機会にぜひお楽しみくださいませ。詳しくはこちらをご覧ください。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事