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モバイル送金決済と決済周辺サービス・アプリ融合がテーマのアクセラレータープログラム

スタートアップと狙うモバイルペイメント共創型プロジェクト「JCB Payment Lab」

2016年10月04日 13時54分更新

 iPhoneでのモバイルSuica決済実現など、活況の気運が高まる日本におけるモバイルペイメント。モバイル送金決済と決済周辺サービス・モバイルアプリの融合をテーマにしたアクセラレータープログラムがスタートしている。

 9月29日、ジェーシービー(JCB) はスタートアップ企業と協業し、新たなペイメント関連サービスを開発するためのアクセラレータープログラム「JCB Payment Lab」実施を発表した。

 JCB Payment Labは、JCB とスタートアップによる事業創造プロジェクト。エントリーした各企業のビジネスアイデアをJCBが選考し、JCBおよび運営サポート企業メンターとの協業によって、ビジネスアイデア実現に向け具体化していく。現在、プログラムへのエントリーを受付中(エントリー受付は10月30日まで)だ。

 合わせて説明会も10月13日、10月18日に開催。予約はウェブサイトから。

 求めるビジネスプランは2つ。予約注文・店頭受取アプリ、SNS・PFMなどの既存アプリと連動したウォレットアプリなどの「新たな顧客体験を実現するモバイルペイメントサービス」。そして、マーケティング支援やカード利用履歴を活用した「決済関連機能/データを活用した新たなサービス」だ。

募集テーマA「モバイルペイメントサービス」

募集テーマB「ペイメント周辺サービス」

 選考会を経て採択された企業は、2017年2月よりアイデア実現に向けた具体化に動き出し、4ヵ月を経て業務提携/出資検討がなされる予定だ。

 JCBは1961 年創立。決済事業基盤、会員・加盟店ネットワーク、カード利用履歴をはじめとしたビッグデータ等の資産・ノウハウを有しており、参加スタートアップのアイデアや開発力・機動力を融合し、革新的なペイメントサービスを開発することで新たな顧客体験の実現を目指す。

 海外勢がFintech領域で先行しているなかで、日本唯一の国際ブランドとしてのJCBにとって、2020年の東京五輪、訪日外国人の増加を見据えた、流通の効率化・安全性を図るためのスタートアップとのビジネス共創が狙いとなるようだ。

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