最新FreeSync&4K液晶とRX480搭載機なら安価で超快適ゲーミングが可能!
PCゲームを4K(3840×1440ドット以上)の高画質で快適に楽しもうとするとGPU(グラフィックボード)の性能が重要だ。AMDのRADEONでいうと、「RADEON RX480」を搭載したPCなら4Kの高解像度ゲームも快適に動作し、今話題のVR(バーチャルリアリティー)にも最適。
ただし、画質を落とさずに高フレームレートを維持するには、PC本体のポテンシャルが高くても、ディスプレーが悪ければ、すべて台なしになる。高解像度に対応したゲームを快適に楽しめる液晶はというと、高解像度・高リフレッシュレート・より画面を見やすくするディスプレー同期技術を備えた製品がベストだ。
144Hz(一般的には60Hz)とリフレッシュレートの高い液晶パネルを採用したディスプレーは、安価な製品だと視野角の狭いTNパネルを採用し、視野角の広いIPSパネルの製品はやや高価なものが多い。
ディスプレーの同期技術は、GPUと同期技術に対応したディスプレーとを組み合わせることで使用できる。GPUの映像出力に合わせて液晶の表示が更新されるため、画面が横に分断されたように表示される「ティアリング」や、画面表示が一瞬モタつく「スタッタリング」が解消され、非常に見やすい画面になる、というもの。
NVIDIAのGeForceでは専用の「G-SYNC」という機能になるが、ディスプレー側に専用回路が必要なため10万円以上と割高な製品が多い。一方、AMDのRADEONで使用できる「FreeSync」は専用回路が必要ないためコスパは抜群だ。
そこで今回選んだのはLGエレクトロニクスの最新液晶ディスプレー「24UD58-B」だ。23.8インチ(3840×2160ドット)の4K液晶で、FreeSyncにも対応。さらに、映像入力はDisplayPortのほかに「HDMI2.0」を2ポート備える。もちろん、4K映像放送の伝送に用いられる著作権保護規格「HDCP2.2」にも対応するため、4K放送の視聴も行なえる。
HDMIは2.0に対応していないと、4K映像が30Hzまでしか表示できないが、24UD58-BはHDMI2.0に対応するため、HDMI2.0のケーブル1本で4K/60Hzの表示が可能だ。これだけの機能を搭載しながら、実売価格が3万5000円前後という圧倒的な安さが最大の魅力。リフレッシュレートは60Hzと一般的だが、高リフレッシュレートが望ましいシューティングゲームではなく、高解像度対応のゲームを快適にという人になら24UD58-Bが最もオススメできる製品だ。
24UD58-Bと一緒に使うPCは冒頭でオススメしたRADEON RX480を搭載したPCが望ましい。RX480はHDMI2.0にも対応し、DirectX 12やVulkanといった新世代APIを使ったゲームに強い。単体価格はメーカーにより異なるが、3万円前半から4万円前半で、2枚買っても7万円後半んから10万円以上のGeForce GTX1080とほぼ同等か、安く揃えられる。
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