米アドビと米マイクロソフトは9月26日(現地時間)、「Microsoft Ignite Conference」において、企業がデジタル変革に本格的に取り組み、顧客関係のすべてのフェーズにおいて魅力的でパーソナライズされた顧客体験の提供を支援するための戦略的提携を発表した。
この提携により、アドビは「Microsoft Azure」を「Adobe Marketing Cloud」、「Adobe Creative Cloud」、「Adobe Document Cloud」の推奨クラウドプラットフォームとする。Azureはアドビに「Microsoft Cortana Intelligence Suite」と「SQL Server」による包括的な機械学習(マシンラーニング)とコグニティブ機能を含むサービスを提供する。
マイクロソフトは、Adobe Marketing CloudをDynamics 365 Enterprise editionの推奨マーケティングサービスとし、ビジネスアプリケーション向けの強力かつ総合的なマーケティングサービスを顧客に提供する。
両社はデータ統合で協力し、人工知能、機械学習(マシンラーニング)、高度分析を活用しながら、顧客がAdobe Marketing CloudとDynamics 365ビジネスアプリケーションで、容易に作業できることを可能するという。また、顧客はアドビとマイクロソフトのソリューションによる統合により、データドリブンの新しい営業およびマーケティング機能を構築することができる。この基礎となるデータモデルは、企業顧客に加えてサードパーティのデベロッパーやパートナーも利用できるようになり、共通のエコシステムを通じてイノベーションと開発を促進していくという。
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