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韓国のみならずアジアでの市場拡大に向けて

視線追跡VRHMDのFOVE、テクノブラッドコリアと韓国事業でパートナーシップを締結

2016年09月23日 13時30分更新

 FOVEとテクノブラッドコリアは韓国事業でのパートナーシップを締結したと発表した。今後、アジア市場拡大の為の足がかりとなる韓国市場に拠点を持つことで、多様な事業を進行していく予定。

FOVE

 FOVEは2014年に設立された、視線を追跡する「アイトラッキング」機能を搭載したVRヘッドマウントディスプレー(HMD)「FOVE 0」を開発している。2015年にクラウドファンディングのKICKSTARTERでおよそ48万ドルを集め、サムスンや鴻海(ホンハイ)から資金を調達した。

FOVE 0

 今回のパートナーシップの締結によって、テクノブラッドコリアは韓国のネットカフェ、カラオケ、テーマパークまたは公共機関など、様々なVR機器を導入できる施設にFOVE 0を提供する予定。また、韓国のVRコンテンツ開発会社がFOVE用コンテンツ開発を行なえるよう、カンファレンスの開催や技術支援などを行なう予定だ。

 親会社であるテクノブラッドは日本のネットカフェ事業者を対象に「テクノブラッドカンファレンス2016」を開き、FOVE 0とテクノブラッドが開発したVRコンテンツプラットフォーム「Virtual Gate」を紹介した。来年初旬に本格的なサービスリリースを予定している。

 テクノブラッドコリアの柳代表は「先導HMD開発企業FOVEとの協業を通じてハイクオリティのHMDを安定的に供給することができるようになった」「これから韓国のVRインフラ拡散と韓国産VRコンテンツ開発に役に立てるように積極的に事業を展開して行きたい」と述べた。

 また、FOVEの小島代表は「テクノブラッドコリアとのパートナーシップを通じて本格的なFOVEの韓国市場進出を目指す。」「韓国のユーザーとVRコンテンツ開発会社がFOVEを通じて新たな体験をできるように支援したい」と語った。

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