iPhone 7では、歴代のiPhoneが搭載してきた3.5mmミニジャックを廃止しています。
主にヘッドフォン/イヤフォンやマイクなどを接続するための端子ですが、アップルではLightningからの変換ケーブルを同梱し、従来の有線のイヤフォンやヘッドフォンを接続できるようにしています。また、あえて書くほどでもないかもしれせんが、iPhoneはBluetoothに対応しているため、Bluetooth接続のワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンで音楽を聴くこともできます。
ほかにも、意外な(?)ところに3.5mmミニジャック廃止の影響が出ています。それは、クレジットカード決済用デバイス「Square」です。Squareは、クレジット決済システムを持たない小売店や、小規模なハンドメイトマーケットなどで主に利用されているもので、iOS端末などの3.5mmミニジャックに接続し、専用アプリを介して決済を実行します。
じゃあ、iPhone 7で使おうと思ったらどうすればいいの? 疑問に思って、電話取材を試みてみたところ、以下の回答が得られました。
Square加盟店はiPhone7に機種変更しても、アダプターとセットで使うことで、これまで通りSquareリーダーでクレジットカード決済をすることができます。さらに、BluetoothタイプのIC対応クレジットカードリーダーを日本でも提供する予定です。
ということで、iPhone 6s以前のiPhoneを利用して決済していた小売店さんや個人事業主さんは、iPhone 7に機種変更しても、従来通りSquareを利用できるみたいです。一安心ですね。
しかしながら、「BluetoothタイプのIC対応クレジットカードリーダーを日本でも提供する予定」とのことで、ハードウェア同士の接続も、無線が主流になっていくのでしょうね。むしろ、すでになっているとも言えるかもしれません。その結果が、今回の3.5mmミニジャックの廃止と受け取ることもできそうです。
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