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パナソニックが手ブレ補正を強化したミラーレス一眼や高級望遠コンデジを発表

2016年09月20日 14時00分更新

 パナソニックは9月20日、同社デジタルカメラ「LUMIX」の新機種として、ミラーレス一眼1機種とコンパクトデジタルカメラ2機種を発表した。

手ブレ補正が進化したミラーレス一眼「G8」

 10月21日発売予定の「LUMIX DMC-G8」(ボディーのみの予想実売価格12万円前後)は、ミドルクラスに位置するミラーレス一眼。撮像素子にはローパスフィルターレス仕様の1600万画素センサーを採用する。

 5軸のボディー内手ブレ補正と2軸のレンズ内手ブレ補正を組み合わせる「Dual I.S.」は、高精度のジャイロセンサーと新しいアルゴリズムを採用した「Dual I.S.2」に進化し、よりブレ補正を強化している。

 また、電磁式のシャッターユニットを新開発し、シャッターを切る際の衝撃を従来機の約1/10に低減することで、撮影時のブレも抑える。さらにシャッターの低音化も実現した。

 連写速度は最大9コマ/秒。フォーカス位置を変えながらの高速連写により、後からフォーカス位置を変えられる「フォーカスセレクト」に加え、全体でピントが合うようにする「フォーカス合成」機能も搭載。なお、フォーカス合成については、既存機種(GX7MK2、GX8、G7)でもファームウェアアップデートで年内に対応する予定だ。

 本体は防塵・防滴構造となっており、前面はマグネシウム合金を採用。別売のバッテリーグリップ(予想実売価格3万7000円前後)を装着することで、縦位置撮影もできる。

F1.4のレンズを搭載した高級コンデジ「LX9」

 11月17日発売予定の「LX9」(予想実売価格9万5000円前後)は、2000万画素の1型センサーを採用した高級コンパクトデジカメ。

 レンズは24-75mm、F1.4-2.8の「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」を採用し、コンデジながら輪郭がなめらかな美しいボケ味を表現できる。また、感度は通常でISO 12800まで、拡張でISO 25600まで設定可能だ。

 連写速度は最大10コマ/秒。背面には104万画素という高精細な3型タッチモニターを装備する。

20倍ズームの高級コンデジ「FZH1」

 11月17日発売予定の「LUMIX DMC-FZH1」(予想実売価格17万円前後)は、2000万画素の1型センサーを採用しつつ、24~480mmの光学20倍ズームレンズを搭載した高級望遠コンデジ。

 動画性能と静止画性能を両立させたという、新しい「LEICA DC VARIO-ELMARIT」レンズは、インナーズームのため全長が変わらず、ズームの際の揺れも低減している。

 ズームしてもフォーカスを維持するほか、3段のNDフィルターを内蔵。高輝度環境でも開放側のF値を選択できる。

 動画は4K撮影はもちろん、フルHDでは120fpsのハイスピード動画も記録できる。

「GH5」の開発を表明! 来春発売予定

 同社はこのほか、ミラーレス一眼「GH5」の開発表明も行なった。4K/60p、4:2:2(10bit)での動画撮影や、60コマ連写の「4Kフォト」、30コマ連写の「6Kフォト」といった機能を搭載する。来春の発売を予定している。

 さらに、FZH1で採用されているLEICA DC VARIO-ELMARITレンズを採用した交換レンズの開発表明も行なった。8-18mmの広角ズームと、12-60mmの標準ズーム、50-200mmの望遠ズームの3本で、いずれもF値はF2.8-4.0となる。2017年に順次発売予定だ。

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