Uberは9月15日、米ピッツバーグにおいて自動運転車が路上を走行するデモンストレーション動画を公開した。
同社では2015年2月に自動運転技術の研究機関Uber Advanced Technologies Centerを米ピッツバーグに設立。今回の路上走行は研究開発の成果発表にあたり、動画ではセンサーを搭載した自動車がハンドル操作なしに市内の路上を走行する姿が写っている。
グーグルの無人運転技術やテスラのオートドライブなど、自動運転車両(自律運転車両/ロボットカー)に関しては世界中のさまざまな国、企業が乗り出している。しかし、Uberは基本的に人間のドライバーと利用者をネットワークで結びつけるC2Cビジネスを提供していることを考えると、無人タクシーのようなビジネスモデルとはそぐわないようにも思える。
とはいえ、自律走行車両が普及した際、マイカー所有率がどう変化し、バス・タクシーなどの輸送業務はどのような形態になるのかという点に関しては、誰も具体的なビジョンを挙げていない。新たなビジネスモデルによって既存のタクシー業界を打撃を与えたほどの先見性を持つUberだからこそ、従来のUberビジネスから次の無人タクシー業務に急速に展開できるのかもしれない。
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