週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

自宅でも外出先からでも同じアプリでつながる

スマホで設定完結、3万円台の超簡単NAS「Apollo Cloud」を使ってみた

2016年09月24日 11時00分更新

直観的で使いやすいiOSアプリでの操作感

 アプリのユーザーインターフェース(UI)もすごくシンプルでiPhoneを使い慣れているユーザーなら迷うことなく使えると思います。ファイルの移動やコピー、削除はファイルの右側をスワイプして、メニューを出します。

ファイルの右側を左に向かってスワイプすると、メニューが出ます。一番左を選ぶとコピー、移動、名前の変更ができます。真ん中はお気に入り登録で、右側は削除です。

フォルダーの操作も同様で、基本的にスワイプでコピー、移動、削除メニューが出ます。真ん中はコメントです。

 ちなみに、カメラロール下段の“写真”や“ビデオ”といったメニューだと、ファイルがタテ並びではなくグリッドで並ぶので、スワイプではなく右上にある“選択”(すべて選択も可能)で選び、最下段のメニューでフォルダー移動や削除、お気に入り登録ができます。

ファイルのタップで選択し、最下段のUIでフォルダー移動や削除が選べます。

セキュリティーもTouch IDで手軽に

 なお、アプリはログアウトしない限り、アプリを起動すればいつでもログイン状態が保持されます。しかし、それだとiPhoneをうっかりロックし忘れて、盗み見られる恐れもあります。でも、ログアウトすると次にログインするときにまたメールアドレスとパスワードをいちいち入力するのがめんどう……。という人向けにTouch IDでサクッと入れる機能もあります。

Touch IDでログイン。

Touch IDログインは左上の設定メニューからオン・オフできます。

 設定メニューからは、カメラロールの同期のオン・オフや2台目のApollo Cloudの追加などを選べます。仮に容量が足りなくなり、買い増ししたとしても、1台目と同様にLANで検索して登録してしまえば、2台目も同じ環境で使えるようになるということですね。このシンプルな使い勝手がApollo Cloudのいいところです。また、設定メニューからはApollo Cloudにアクセスできるメンバーも設定できます。

他のメンバーと共有するApollo Cloudを選択し、“メンバー”をタップすると、メンバー追加画面になります。メンバー名を入力し、“OK”を押すと、“メッセージ”や“メール”などの共有メニューが出てきます。

“メール”を選択すると、このように招待メール作成画面に遷移します。

メンバーにはこんなメールがきます。“参加”を押します。

PCのGmailで受け取ると、ウェブブラウザーに遷移し、Windows版アプリのダウンロード&インストールをうながされます。そこで新たにメールアドレスとパスワードを作成すれば、そのApollo Cloudが使えるようになります。

 ちなみに、共有メンバーは最大9人(自分を入れれば合計10人)まで増やせます。各メンバーはそれぞれのメンバーになにを共有できるか決められますので、家族で使ってもプライバシーは保たれます。仕事で大容量なファイルの受け渡しが必要な際もクラウドサービスに頼ることなく、4TBをがんがん使えるのがうれしいですね。ちなみにファイルサイズは1個あたり最大30GBまでOKなので、長めの動画ファイルなどでもガンガン共有できます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事