週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

iPhone 7/iPhone 7 Plusは買ってあれこれ試して遊べる最高の端末

2016年09月13日 19時00分更新

Lightningケーブル型ヘッドフォンと「AirPods」の使い勝手

 iPhone 7とiPhone 7 Plusからヘッドフォン端子が廃止された。このあたりはいまだに賛否両論ありそうだ。アップルでは、iPhone 7とiPhone 7 Plusに、Lightningケーブル型ヘッドフォンと、従来のヘッドフォン端子とLightningを変換するケーブルを同梱している。

iPhone 7とiPhone 7 Plusからヘッドフォン端子が廃止された

iPhone 7とiPhone 7 Plusに、Lightningケーブル型ヘッドフォンと、従来のヘッドフォン端子とLightningを変換するケーブルを同梱している

 個人的にはこれまで愛用していたヘッドフォンに変換ケーブルをつけるのはちょっと面倒くさいと思っている。もちろん、アップルとしてはBluetoothヘッドフォンの利用を推奨するのだろう。しかし、Bluetoothヘッドフォンだと充電を忘れることも多いので、悩ましいところだ。

 アップルでは、オプション品として、ワイヤレスの「AirPods」を販売する。こちらも試してみたが、簡単にiPhoneとペアリングでき、すぐに使えるという配慮がよくできている。ヘッドフォン側は5時間分、さらにケースも24時間分のバッテリーが備わっているので、長時間使える安心感はうれしいところだ。

ワイヤレスの「AirPods」(オプション)

簡単にiPhoneとペアリングでき、すぐに使えるという配慮がよくできている

 さらにLightning端子で充電できるのも便利だと言える。

 iPhone本体で音楽を再生していた場合、AirPodsを耳に挿入すると自動的に切り替わり、AirPods側で再生してくれるなど、かなり賢い使い勝手となっている。ただし、音質は、ケーブルタイプのヘッドフォンと同等程度ぐらいだ。

 耳に入れていて落ちそうな感じはしないが、いざという時に紛失しないように気をつけたい。

ネットワークの進化にも注目

 iPhone 7とiPhone 7 Plusではネットワークの進化にも注目しておきたい。

 3つの周波数帯をつかめるようになり、NTTドコモであれば、最大375Mbpsのスペック値を誇るようになった(2GHz、1.7GHz、800MHzの組み合わせ)。

 また、アップルでは日本向けとして、NTTドコモが持つ、1.5GHz帯にも対応するようになった。実際にフィールドテストモードにしたところ、1.5GHz帯であるBand21を確認することができた。これにより、安定かつ高速で通信ができるようになるだろう。

 ちなみに、iOS 10から、これまで「docomo LTE」というアンテナピクトが「docomo 4G」にようやく変更となっている。

 また、KDDIに関しても、TD-LTEの上りの周波数帯を束ねる「ULCA」に対応している。ソフトバンクに関しても、Massive-MIMOを始めるだけに、ネットワークの快適さで、3キャリアの戦略や考え方の違いが出てきて面白い。

様々な点で進化点が多く、「買ってあれこれ試して遊ぶ」という点では最高の端末

 iPhone7で注目のFeliCaだが、10月下旬のサービス前ということもあり、残念ながら試すことはできなかった。

 とはいえ、iPhone 7とiPhone 7 Plusは、防水、カメラ、FeliCa、ネットワークなど様々な点で進化点が多く、「買ってあれこれ試して遊ぶ」という点では最高な端末といえるのではないだろうか。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事