今回は、HTC Vive向けにリリースされた『Tank Hero VR』をレビュー。本作は、戦車を操縦して敵の戦車や歩兵、そしてヘリコプターと戦うシミュレーションゲームとなっている。プレイスタイルとして着席、ルームスケールの両方対応となっているが、着席でのプレイは、まさに戦車を操縦しているかのような臨場感が魅力だ。そのため、ぜひ椅子に座ってプレイしてほしい。
戦車に乗り込み、敵の大軍を殲滅!
本作の基本的な進行は、プレイヤーは戦車の操縦手となり、襲い来る大量の敵に対して、主砲やマシンガンを使って撃退するというもの。戦車の操作や攻撃は、左右の手に持ったコントローラーを使用。
右のコントローラは主砲の動きと連動しており、上下左右それぞれ向けたい方向にコントローラーを動かすことで砲身を動かすことができる。トリガーを引くと主砲による砲撃、タッチパッドを押すと、マシンガンを発射して攻撃することができる。
左のコントローラでは戦車の移動を行なう。前後に傾けてトリガーを引くと前進後退、左右に傾けてトリガーを引くと左右に旋回といった操作方法となる。
戦場に出撃したら、襲い来る敵を迎え撃つ。出現する敵は歩兵、戦車、ヘリコプターとなっており、特にヘリコプターは強敵だ。まずは歩兵や戦車を相手にしてみよう。歩兵は主砲による攻撃で一掃することができるが、戦車に対しては、主砲を何度か打ち込まないと倒すことができない。
ポイントとしては、戦車を動かしつつ砲撃を行なうことだ。敵となる戦車もこちらに砲撃を行なってくるので、立ち止まっていると砲撃を食らう可能性がある。慣れてきたら左手で戦車を前進させつつ、右手で主砲を相手に向けつつ砲撃しよう。
ヘリコプターを撃ち落とせ!
そして、強敵ヘリコプターの登場。ヘリコプターは空中からこちらを攻撃してくるうえ、機動性が高く主砲を当てにくい。そのため、一発ずつ主砲を確実に当てて撃墜することが重要だ。相手の位置によっては、主砲を動かせない角度となってしまうことがある。そのため、相手との距離を常に意識しながら戦う必要がある。
本作は、実際に戦車を操縦しているかのような臨場感が魅力となっている。一点、気になった部分としては、プレイヤーによっては戦車運転時に酔うかもしれないという点。慣れると平気になってくるものの、筆者もプレイ当初は少々酔うことがあった。しかし操作をマスターすると、運転の没入感を十分に堪能できるものとなっているので、少しづつプレイすることをオススメしたい。
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