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納豆界にもイノベーションを 群馬ベンチャーサミット行ってみた

2016年09月10日 07時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

北島:ガチ鈴木さんに会いました話をほかの人を通してよく聞きます、おはようございます。

鈴木:わたくしはこの世にひとりしかおりません。たぶん。それにしても、あまりにも多いイベントウィークでした。

北島:なかでも印象に残ったイベントの話からいきますかね。……群馬ですか?

鈴木:そうですね。先日、第4回 群馬ベンチャーサミットに参加してきました。やはり地方発ベンチャーはおもしろい! 納豆の上州農産さん! 世界で初めて、納豆のインスタント技術を確立したとか。常温で長期保存が可能で、水で戻すだけで元通りとのこと。

盛田:すごい、納豆界にイノベーションが起きている。

上州農産

北島:海外でも納豆売れてるんですかね。

鈴木:もともとが海外で食べる納豆が美味しくないとのことで、開発をした経緯があるそうです。冷凍で輸送する納豆ではダメと。

盛田:納豆菌ってそれだけいろいろやられても死なないもんなんですね。そういえば『もやしもん』でめっちゃ強いって書いてあったような。バチルス・サブチリス・ナットー。

北島:常温保存てのが気になりますね。日本食としてガンガン売り込んでもらう感じで。

鈴木:残念ながら、この日は食べられなかったんですけど。サンプルが上がったら、ぜひ送ってもらいましょう! ちなみにグランプリを獲得した企業です。

北島:群馬代表が納豆というのは、茨城あたりからツッコミが入りそうですが。

ネコ×群馬×IoTで世界を変える

鈴木:あとは盛田さん案件。生体情報のノイズを検出して、排泄予知をするというIoTベンチャー合同会社こおろぎさんが参加しておりました。

北島:排泄関連ベンチャー多すぎませんかね。

盛田:すごい。そういえば某社、早く試作機送ってくれませんかね……

鈴木:個人的におもしろかったのでは、ネコ×群馬×IoTで世界を変えるというbit capsuleさん。

北島:ネコと群馬がどうかかわるんでしょうか。

鈴木:それは気持ちです。ねこを思う熱い気持ちを持った経営者が群馬にいたというだけです。

北島:サービス内容については……?

鈴木:オシャレなキャットハウスをつくりたいということで事業を進めていて、加えて健康管理ができるようセンサーを導入して、水を飲んだ量だったりを計測すると。

盛田:ハイテク猫ちぐらだ、かわいい……いちばん悲しいのはせっかく買ったキャットハウスに入ってくれない例なので、猫まっしぐらなハイテクハウスにしてほしいですね。またたび搭載可能とか。

MITOREL

鈴木:気まぐれなネコちゃんに定期的な計測はできるのか、それは気になる。

北島:写真見るとかわいいですね。当日は実物も見たのかな。

鈴木:実はそこが群馬と関わっている部分でして、富岡など群馬の製糸技術や品質の高い木工素材を有効活用していきたいとのことです。

北島:おお、調べたら機どころな桐生市発。ちゃんと群馬してるじゃないですか。どうIoT化するか気になるね。

日本でも売ってほしい観察キット

北島:イベントまわりだと、Tech in Asia Tokyo 2016で見つけた海外ネタいきますかね。

鈴木:シンガポールのアジア最大スタートアップメディアのイベントです。

北島:台湾のスタートアップで、AIDMICSという企業さんのスマホに装着する顕微鏡キットがありました。

μHandy

鈴木:おおお、スマホアクセサリーふうにしてはけっこうお値段しますが、本格的なものなのでしょうか?

北島:教育向けは99ドルですが、一般キットは199ドルしますね。もともと畜産業向けの精液採取関連の技術がメインで、それを教育キットとして転用した具合ですね。スマホカメラ部分に装着する顕微鏡だけならほかにもありますが、技術的なポイントはプレパラート代わりになるシールです。

鈴木:教育用の顕微鏡としては十分なスペックがあるということですね。アプリも連携したりするんですか?

北島:もちろんです。シールの話続けると、特殊なフィルムにジェルが仕込んであって、採取したアリなどの虫をそのまま貼り付けて観察できるのはもちろん、そのシールを拡大観察したら、シールなので紙の観察ノートにそのまま貼り込めたりもするのがポイントです。

鈴木:そのまま……というのが気になるところですが、これは日本でも売ってほしいですね。

北島:会場ではアリさん見たりしてましたが、子供でも簡単に使えるので、教育系の企業からの関心も高いようですよ。夏休みは終わってしまったけど、アスキーストアでも販売したい。

鈴木:良いですね。では、わたくしもTech in Asiaネタでおひとつ。Rich Tableの『Quippy』というアプリがなかなかよくできていました。飲食店の検索がインスタ写真で見られるというアプリです。

Rich Table『Quippy』

北島:食べ●グとかでもレビューよりも写真見たかったりするもんね。今風。

鈴木:そうですねー。インスタで検索して、飲食店を探すのはもう、若者には当たり前になってきているようですが、やはり情報量という面では専用であるといいですよね。

北島:既存のプラットホームでもできる、というのではなく、きちんと専用のサービスとして出すことが重要だと。

9/14(水)はスタートアップ関連イベント多数開催

北島:さて、来週の予定です。

鈴木:昨日ですが、500 Startups Japanの500 Kobe Pre-Accelerator Demo Dayに神戸まで行ってきます。(※当記事は木曜作成です)

北島:地方開拓も欠かさないASCII STARTUPですね。私も今月は関西方面に取材予定あります。

鈴木:と、来週もイベントがたくさん。水曜夜とかお誘い受けまくりでなにこれ状態になっていまして、わたくし四身の拳とか使えないので。

北島:またなつかしい。

鈴木:それでは、また次回お会いしましょう。

今週の一言
盛田:人工知能を使ったりするハイテク家電が増えてきてますね。ベンチャーからも出ないかな。
鈴木:ピッチイベント楽しいけど、連日数時間座っているのは……。
北島:ビリギャル坪田先生の新刊「人間は9タイプ」。ベンチャーの人材育成にも当てはまるかな。

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