NTTデータは、VR技術を用いたプロ野球選手のトレーニングシステムを2017年より提供すると発表した。
本システムは東北楽天ゴールデンイーグルスが2017年シーズンよりファーストユーザーとして本格利用するとのこと。
このシステムでは、打者が投手の投げるボールを仮想体験することで、試合でのパフォーマンス向上を目指す「プロ野球選手向けトレーニングシステム」となっている。VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を装着すると、あたかも自分が実際のバッターボックスにいるかのような状態となり、投手の投球を体験することが可能となる。
「スポーツ一人称視点合成技術」によって、全周囲映像データをもとに、競技中には撮影できない視点での3次元の野球場空間を合成する。この空間上に投手の投球映像データを実写で提示することで、まるで打席に立った目線で投球を視聴することができるようになるとのこと。これらの映像をVRHMDを通じて視聴、体験することで、対戦する投手の特徴や投手を攻略する方法を試合前に習熟することができる。
NTTデータは今後、このシステムをアメリカ市場向けにも展開する予定。また、このシステムはエンターテイメント分野への応用も可能であり、実際、東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団ではファンサービスにも活用していくとのこと。
9月9日~11日の3日間、楽天koboスタジアム宮城で行なう「東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズ戦」では、このVRシステムの体験会を無料で行う。
VR打撃トレーニングシステム 体験会の日時・場所
・9月9日(金)[18時試合開始]
報道関係者向け:13時~15時
一般向け:15時~試合終了30分後
・9月10日(土)[14時試合開始]
一般向け:11時~試合終了30分後
・9月11日(日)[13時試合開始]
一般向け:10時~試合終了30分後
場所:スマイルグリコパーク(楽天koboスタジアム宮城内)
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