大抵のカップめんは、お湯を入れて3分待てばできあがります。カップうどんは5分だったりしますが、まあ、おおむね3分が基準といってよいでしょう。
それでは「3分待つのさえダルい」という場合はどうしましょう。あるいは忙しすぎて「お湯を入れてから3分経ったのに食べるのを忘れた」なんていうこともあるかもしれません。さすがにそれは日頃の作業内容を見なおしたほうがいいのでしょうが、のっぴきならないシチュエーションだってあるわけです。
そんなあたなにシマダヤの「ホット! 流水麺」シリーズはどうでしょうか。
シマダヤの流水麺は1988年に発売されて以来30年近い歴史をもつ製品。9月12日からホット! 流水麺シリーズとして、「かきたまうどん」「カレーそば」「あんかけ醤油ラーメン」の3製品が発売されます。予想実売価格はいずれも248円前後。
最大の特徴はお湯を注いで混ぜるだけですぐに食べられること。具入りのとろみスープで熱々感を持続するようにこだわっています。国産小麦粉(カレーそばは挽きぐるみそば粉)を使用しためんは、ゆでたてのコシとなめらかな食感を再現したとしています。
めんは細めでツルッとしています。食べごたえは悪くない。それほど強いコシがあるわけではありませんが、やわらかすぎてどうしましょうというほどでもないです。ちょっと独特の香りがありますが、スープを一緒に食べれば気にならないでしょう。
スープの味はよくも悪くも無難といった印象。やや味が濃い目ですが、めんと一緒に食べるわけですからさほど問題にはなりません。ほどよくとろみが付いているのは、「ホット」というコンセプトにマッチしていると思います。
とにかく、お湯を注いだら秒速で食べられるのはうれしいです。最大にして最高のメリット。「3分ぐらい待てないのか」と思う人もいるかもしれませんが、逆に3分待たなくていいことがこれほど快適だとは思いませんでした。ダイヤルアップ接続からADSLになったぐらいの驚きです。
ただ、ホット! 流水麺シリーズは、とにかく消費期限が早いという弱点があります。そう、賞味期限ではなく、消費期限なんです。公式では「およそ5日間」と紹介していますが、それにしてもかなり短いです。買い置きには向いていません。
そのため、作業の追い込み時など、「ここ数日は絶対忙しくなる」という場合にいくつか買っておくというのがいいのではないかと。ここぞ……というときに買って、すぐに食べ切る。そんなスタイルに向いている製品です。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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