フレキケーブルの取り回しに四苦八苦
軽量・省スペースの筐体にフルスペックの機能を取り入れているレッツノート。効率よくスペースを使うため、基板を分離して適材適所に置いている。その際にポイントとなるのがフラットケーブルの取り回しだ。複雑な形で、時には立体的に組み合わせながら、部品と部品の間を這うように配置されている。組み立てやすくするため、固定方法などもよく考えられているのだが、細かい作業が要求されるのも事実。四苦八苦しながら、部品と部品をつなぎ合わせていかないといけない。
序盤戦では、フラットケーブルの取り付けがとにかく大変
とにかく作業が細かいのだ
ケーブルの差し方を含めて、細かく指示が書かれている
指でぐっと押す。「フレキは力ずくでやる感じ、うわ~っ、こんなにいっていいの……?」とおっかなびっくり組み立てる
コネクターに収めた後、一部分だけ盛り上げて固定
作業が済んだら、先生が細かくチェックしてOKならマジックで印をつけてくれる
フレキケーブルの先には分離したVGA出力用の基板がつながっている。ちなみにその先につながっているスピーカーのコネクターも小さくて結構大変
複雑な経路を配線するために、折り紙のようにフラットケーブルを折り曲げている個所もある。なかなか頓智の利いた設計
会場ではわかりやすくするため、ビデオ解説も流れていたが、慣れないと難しいことに変わりはない
そんな感じで詳しく説明されていても、頭がこんがらがるときはこんがらがる
こいつは細かいぜ~なんてやっているが、もちろんきちんと長さや形は計算されている。ピッタリとはまると快感。宮野も「おーっ、ぴったりの長さだ」と思わず驚嘆
ケーブルをしっかりつないだら基板を固定
すでにぐったりしているが、工場のプロは単純な組み立て作業だけなら20分。基板を集めるところから、梱包し終わるまで含めると40分で作業完了するというから驚く
右のコネクターの取り付けも地味に大変であった