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防水防じん非対応&ミドルレンジCPUで熱問題を改善?

「Xperia X Compact」実機レビュー! 1年ぶりの4.6型機はUSB Type-C搭載

2016年09月03日 16時00分更新

Xperia X Compactのカラーバリエーション。左からミストブルー、ホワイト、ユニバースブラック

 ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2016」で、ソニーモバイルがついに公開した、Xシリーズの最新モデル「Xperia XZ」および「Xperia X Compact」。

 Xperia XZはXシリーズの正統なフラグシップであるわけですが、Xperia X Compactのほうも、Compactモデルとしては、「Xperia Z5 Compact」以来となる1年ぶりにアップデートになるわけで、ちびスマホ好きにはお待ちかねの製品です。というわけで、IFA会場で実機をチェックしてきました。

プラスチックの筐体はパステルなカラバリにマッチ

 カラーバリエーションはユニバースブラック、ホワイト、ミストブルーの3色で、それぞれ落ち着いた配色。メタル筐体のXZに対し、X Compactはプラスチック製。ただし、安っぽさはなく、多層コーティングにより、心地よいスベスベ感があります。

大きめな手の人であれば片手操作もラクラク

右側面はカメラキーと音量キーと電源兼指紋センサーキー

上側面にはヘッドホンジャック

左側面にはmicroSDカードおよびSIMカードトレイの挿入口

下側面はふさがっているがXZと同じUSB 2.0 Type-C端子

背面はカメラ。X Compactはプラスチック筐体なので、NFCアンテナはここに配置されている

XZとの背面&大きさ比較。また、新搭載のレーザーAF用のセンサー、RGBC-IRセンサー、LEDフラッシュの位置は、XZと異なる

左からXperia Z5 Premium、Z5、X Performance、XZ、X Compact

XZにはあった技適マークがX Compactにはナシ
ただし、日本語ロケールは同様にアリ

 さて、中身を見ていきましょう。開発機であるので、まだ製品版の仕様とは言えないのですが、Xperia XZのときにはあった技適マークがありませんでした。これは開発拠点が違うのか、日本では別モデルのCompactが出るのかは、まだわかりません。ただし、日本語ロケールとIME「POBox Plus」はXZと同様にプリインストールされていました。

現地にあった「F5321」には技適マークなし

日本語ロケールもPOBox Plusはアリ

 また、日本語にして少し使って見たところ、XZとX Compactの新機能「Battery Care」の日本名称は「いたわり充電」となっていました。Xperiaが生活習慣を認識し、よく充電を開始し終わるまでの時間帯を判別。それまでにゆっくりとバッテリーに負荷をかけないように充電をしてくれるようです。

「Battery Care」=「いたわり充電」。勝手な感想ですが、ネーミングセンスがドコモっぽいと思いました

カラバリに合わせた純正アクセサリーも発見

 Xperiaシリーズと言えば、ここ最近は毎回、純正アクセサリーがリリースされています。X Compactにももちろん用意されていて、会場ではCompactシリーズ向けには初となる「フルウィンドウ付きスタイルカバー」と、純正では初となるスタンド機能付きのフリップカバーを発見。それぞれ、本体のカラーバリエーションにあうものが用意されているようです。

動画視聴をするときに便利なスタンド機能

フタを閉じてもフル機能が使えるスタイルカバー

「CPUはミドルレンジ級」「防水防じん非対応」
実はCompactにあった仕様だった!?

 3つのセンサーを用いたカメラや、USB 2.0 Type-Cの採用はハイエンド機と同様の新しい特徴です。しかし、名称のとおり、X Compactはミドルレンジモデルの「Xライン」に位置するため、CPUはSnapdragon 625で、しかも防水防じん非対応となっています。

 従来のCompactは「Zシリーズ」をベースにしていたため、ハイエンドのCPU、防水防じんはもちろん対応という仕様でしたが、今回のX Compactでは違います。ですが、Compactシリーズは小型筐体とその仕様の影響で、通常サイズ以上に「発熱問題」が深刻でした。実使用をしていないため言い切れませんが、今回のX Compactの仕様のほうがCompactシリーズとしては最適なのかもしれません。

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