迫力たっぷりのアクションが連続する「亜人」をサラウンドで体験
では、実際にサラウンドを体験してもらおう。視聴した作品は「亜人」。人間そっくりだが不死の存在という亜人と人間の戦いを描く、スリリングな作品だ。暴力描写もたっぷりで女の子向けとは言い難いのだが、まったく平気な様子。むしろ人気の男性声優が数多く出演しているので、女性の人気の方が高いのかも。
さておき、TVシリーズのクライマックスである、製薬会社のビルを襲撃する場面を見てもらったが、倒壊する高層ビルの迫力やその後に展開する迫力たっぷりのアクションに大興奮だ。
夏鈴 「ビルが倒れるときの音が凄いですね。そして銃撃が前からも後ろからも鳴り響いて、自分が撃たれているみたいに感じました!!」
この作品は、BD版では5.1ch音声が収録されているが、その音響がかなり本気のレベル。低音もかなりたっぷりも入っているし、銃撃の音も体が震えるような重みのある音なのだ。そんな迫力ある音響をYSP-2700は存分に再現してくれた。サラウンドの包囲感や後方の音の定位感の良さはもちろんだが、セリフも明瞭で聴きやすい。これはなかなかの実力。
夏鈴 「低音が凄いです!! こんな小さいスピーカーでも迫力のある音が出せるんですね」
その秘密がワイヤレスのサブウーファー。低音専用のユニットだが、こちらもコンパクト化されていて、一般的なものと比べると随分とスリムだ。それでもヤマハ独自の「アドバンスドYST方式」の採用で低音の迫力は十分。サイズがコンパクトなので邪魔にならないし、置き場所がない場合は横置きにしてラックの中に収納することもできるのだ。
夏鈴 「テレビ放送で見たときは、映像の描写がちょっと残酷に感じていましたが、BDのサラウンドで見ていると音の迫力が増して映画館で見ているような気分になりました。全部ここで見たくなっちゃいます! キャラクターの声の演技も表情が豊かで、息づかいやセリフの間の取り方までよくわかります。すごく伝わってきますね」
映像と音のバランスが揃ってくると、臨場感が増してくる。作品への没入度も高まるのでただの残酷な描写だけでなく、作品としてのテーマやドラマがしっかりと入ってくる。だから、より作品が楽しめるようになるのだ。
冒頭でも触れたが、最近のアニメはBD版でサラウンド化や音響の強化をする作品が増えていて、テレビ放送時とは大きく印象が変わる作品になっているものも少なくない。アニメが大好きでBDも購入する人ならば、やはりサウンドシステムもグレードアップするのがおすすめだ。
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