週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ヴイストン社のロボット「Sota」に対応

NTT東日本がロボットを使う介護サービス「ロボコネクト」を開始

2016年08月30日 17時15分更新

 NTT東日本が9月1日から提供を開始するクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」は、ロボットメーカーが提供するコミュニケーションロボットを活用して、会話機能やカメラ撮影機能などのアプリケーションサービスをクラウド上で提供するもの。まずは介護施設向けとしてスタートするが、ユーザー管理機能と付加アプリ利用許諾機能を用いることで、教育など介護以外の用途にも対応する。

「ロボコネクト」はヴイストン社のコミュニケーションロボット「Sota」を利用する

 第1弾の対応ロボットは、ヴイストン社が提供するコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」。ロボコネクトを導入のうえ、キューアンドエー社が提供する付加アプリケーションサービス「Sota レク」を組み合わせて利用することで、Sotaによる介護レクリエーションの進行補助と自動進行が可能になる。「Sota レク」の年間契約料は税別1万4400円で、別途接地・設定費用として3万円、2万円のセットトップボックスが必要だ。

 ロボコネクトが提供するのは、音声認識を用いたコミュニケーション機能とカメラ撮影機能、遠隔地のPCユーザーとの遠隔対話機能で、「Sota」の価格は税別10万円(+契約料とサーバー登録料1800円)。月額料金は1ライセンスあたり税別3000円。

「ロボコネクト」の今後の展開

発表会場でのデモンストレーションの様子

 ロボコネクトを導入することで、介護施設入居者のレクリエーション実施の負担軽減や入居者のQOL(生活の質)向上をめざす。NTT東日本は、今後ロボコネクト対応ロボットの拡大を目指す考えで、初年度の出荷台数は250台程度を想定。将来的には1万台の出荷を見込む。

遠隔対話機能は、相手PCがSotaの視線を動かしたり、さまざまなモーションをとらせるといったアクションも可能

「Sota レク」はゲームや体操、脳トレといったレクリエーションを行なえる。利用にはSTB(セットトップボックス)が必要

「ロボコネクト」対応Sotaのカラバリは全3色


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります